勝つのはどっち?MVPは誰? NLCSドジャースvsブルワーズ 、MLB.COM予想

October 13th, 2025

ブルワーズは再びナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS=7回戦制)へ。しかも相手はおなじみの強豪だ。

地区シリーズ第5戦で、ブルワーズはついに壁を越え、鬱憤を晴らす勝利をつかんだ。これでポストシーズンのシリーズ6連敗に終止符。ポストシーズンでシリーズを勝ち抜けなかった始まりは、2018年のNLCSでドジャースに敗れてからだった。

それから7年。ブルワーズは13日(日本時間14日)、第1戦を本拠で迎える。

ブルワーズが狙うのは1982年以来となるリーグ優勝。同年は球団唯一のワールドシリーズ進出でもある。いまだ世界一のない5球団の一つという不名誉な肩書を背負うが、もちろんドジャースにその経験はない。連覇を目指すロサンゼルスは今秋も快調で、2シリーズ連続で勝ち上がり、再び深いラウンドへ踏み込んでいる。

MLB.comの複数の専門家が、NLCSの行方について予想を行った。
以下は、そのシリーズ予想の一覧。

ドジャース(第3シード)対 ブルワーズ(第1シード)

勝ち上がりチームの予想:ドジャース(26票中21票、81%)

ハリウッドを本拠地とするチームにふさわしく、ドジャースはスター選手の宝庫だ。これは今に始まったことではない。昨季の世界一も、大谷翔平(31)やフレディ・フリーマンらスターの力によって成し遂げられた。

ただし、今季のドジャースには新たな強みがある。打線が不調でも勝てるチームになった(もっとも、レギュラーシーズンでも1試合平均得点でメジャー2位を記録している)。先発投手陣はシーズン終盤に歴史的な快投を続け、その勢いをポストシーズンに持ち込んでいる。

ワイルドカードシリーズではブレイク・スネルと山本由伸(27)がレッズ打線をねじ伏せ、続く地区シリーズでは大谷(ポストシーズン初登板)とタイラー・グラスナウが加わってフィリーズに勝利した。打線がやや沈黙しても、投手陣の圧倒的な力で突破した。

ただし、今回のNLCSはまた別の試練となる。ブルワーズは有名選手こそ少ないが、レギュラーシーズンで97勝を挙げ、ドジャースとの直接対決では6戦全勝している。相手のわずかな隙を逃さない執念深い攻撃でメジャー3位の得点力を誇り、パット・マーフィー監督率いるチームは、地区シリーズで長年の“ポストシーズンの呪縛”を解いたことで自信に満ちている。

ドジャースが勝つ理由

「ドジャースは10月のために作られたチームだ。彼らの目標は2月の時点で“プレーオフ進出”ではなく“世界一”だった。準備はできている」――Scott Merkin(シニア球団担当記者)

「先発ローテーションを思いどおりに組めるのはドジャースにとって大きな追い風だし、終盤のリリーフ投手の不安を解決してくれそうな佐々木朗希(23)の存在も同様だ」――Matt Meyers(コンテンツ担当バイスプレジデント)

「今のドジャースはどれだけ強い? ほぼ大谷の打撃貢献がない状態で、あの強力なフィリーズを力でねじ伏せた。大谷はこのシリーズで間違いなく良くなるはずで、それはブルワーズにとって悪い知らせだ」――Brian Murphy(記者)

ブルワーズが勝つ理由

「常にブルワーズは“終わった”と言われるたびに勝ち方を見つけてきた。今回も例外ではない」――Mark Feinsand(シニア全国担当記者)

「ブルワーズはドジャースを恐れていない。レギュラーシーズンでの対戦成績もまぐれではなかった」――Jason Foster(ライター/リサーチャー)

「終盤の打席内容で、脆(もろ)さのある相手ブルペンを攻略して接戦をものにするだろう」――Thomas Harding(シニア球団担当記者)

シリーズ勝敗予想

ドジャース(4勝2敗):11票
ドジャース(4勝1敗):6票
ドジャース(4勝3敗):4票
ブルワーズ(4勝3敗):3票
ブルワーズ(4勝2敗):2票

NLCS MVP予想

大谷翔平(LAD):5票
ムーキー・ベッツ(LAD):4票
テオスカー・ヘルナンデス(LAD):3票
佐々木朗希(LAD):3票
フレディ・フリーマン(LAD):2票
ウィリアム・コントレラス(MIL):2票
ブレイク・スネル(LAD):1票
山本由伸(LAD):1票
タイラー・グラスノー(LAD):1票
キケ・ヘルナンデス(LAD):1票
ジャクソン・チューリオ(MIL):1票
クリスチャン・イェリッチ(MIL):1票
ブライス・トゥラン(MIL):1票

MLB.comの専門家の大多数は、ワールドシリーズに進出するチームはドジャースだと予想してる。ただし、シリーズMVPの予想については意見が分かれた。救援エースの佐々木から、ポストシーズンの“レジェンド”ことキケ・ヘルナンデスまで、実に9人のドジャース選手に票が入った。最終的に最多得票を得たのは大谷だった。

大谷はワイルドカードシリーズ第1戦で2本塁打を放ったが、ポストシーズン2度目の挑戦となる今季は打撃で苦しんでいる。地区シリーズではフィリーズの強力左腕陣に封じられ、わずか1安打(18打数)にとどまった。
ただし今回の対戦相手ブルワーズは右投手主体のチームであり、大谷にとっては有利なマッチアップとなる。さらに、地区シリーズ第1戦でポストシーズン初勝利を挙げたように、マウンドでも複数登板する可能性があり、二刀流スターが再び存在感を示す舞台は整っている。

「地区シリーズでは静かな内容に終わったが、このシリーズでは一気に目を覚ますだろう」とマルティン・ガジェゴス記者は語った。

ブルワーズからは4選手に票が入り、そのうちウィリアム・コントレラスだけが複数票を獲得した。