パワーランキング、準々決勝版

March 13th, 2026

2026年ワールドベースボールクラシック(WBC)は20チームで開幕し、現在は8チームに絞られた。

準々決勝は13日と14日にマイアミとヒューストンで行われ、好カードが予定されている。13日(日本時間14日)はドミニカ共和国代表対韓国代表、アメリカ代表対カナダ代表が行われる。14日(同15日)にはイタリア代表対プエルトリコ代表、日本代表対ベネズエラ代表が対戦する。

準々決勝の開始を前に、MLB.comの投票者15人が残った8チームを順位付けした。以下がそのランキングで、(括弧内)は開幕前のパワーランキングの順位、および1次ラウンドで活躍した主要選手を記載する。

1位. ドミニカ共和国(3)

1次ラウンドのスター:フェルナンド・タティスJr.(27)=13打数6安打、2本塁打、5四球、9打点

1次ラウンドを4勝0敗で終えたドミニカ共和国代表には、ブラディミール・ゲレーロJr.(6安打、2本塁打)、フアン・ソト(2本塁打、5四球)、ブライアン・ベロ(5回1失点、7三振)ら、活躍した選手が数多くいる。その中でも、1番打者のタティスJr.が最も輝いた。ベネズエラとのライバル対決での特大3ランを含む2本塁打を放ち、5四球を選んだ。至るところで躍動感あふれるプレーをしており、13日の韓国戦でも活躍が期待される。

2位. 日本(1)

1次ラウンドのスター:大谷翔平(31)=9打数5安打、2本塁打、4四球、6打点

他にはいないだろう。最終戦のチェコ戦は欠場したが、大谷は大舞台でこれまで同様に存在感を示した。13打席に立ち、5安打(2本塁打)、4四球。三振はゼロだった。今大会では登板しないものの、出場した3試合すべてで打席での存在感は際立っている。初戦のチャイニーズ・タイペイ戦では、満塁本塁打と二塁打を含む3安打5打点の固め打ち。第2戦の韓国戦では、全4打席で出塁し、本塁打を放った。自身の最終戦となったオーストラリア戦では無安打だったが、2つの四球を選んだ。

3位. アメリカ(2)

1次ラウンドのスター:ポール・スキーンズ(23)=4回1安打無失点、7三振、1四球

アメリカ代表は1次ラウンド敗退の危機に直面したが、スキーンズの好投が勝ち上がりの大きな要因となった。9日のメキシコ代表との重要な一戦に5−3で勝利した試合でスキーンズはWBC初登板を果たし、4イニングを投げ、1安打無失点、1四球7三振に抑えた。メジャーでの最初の2シーズンで55試合に先発し、防御率1.96を記録したほか、オールスター選出2度、ナ・リーグのサイ・ヤング賞と新人王を獲得した実績を考えれば、今回の投球も驚きではない。スキーンズの今大会での登板はこれで終わりではない。チームが勝ち進めば再び登板したいという意向を示している。

4位. ベネズエラ(4)

1次ラウンドのスター:ルイス・アライズ(28)=14打数7安打、2本塁打、4二塁打、9打点

アライズは長距離打者として知られていない。マーリンズに所属した2023年の10本塁打が自己最多だが、WBCでは状況が異なる。1次ラウンドで打数の半分が安打、7安打のうち6本が長打だった。

11−3で勝利した第2戦のイスラエル戦では、5打数4安打、2本塁打、2二塁打を記録した。アラエスにとってWBCでの1試合複数本塁打は2度目。2023年大会の準々決勝、アメリカに7−9で敗れた試合でも記録している。

MLBドットコムのサラ・ラングス記者によると、アラエスはWBCで複数回の1試合複数本塁打を記録した初の選手となった。メジャーやマイナーでは一度しか記録していない。これら3試合はいずれもマイアミで行われた。

5位.イタリア(12)

1次ラウンドのスター:ビニー・パスカンティーノ(28)=3安打、3本塁打

イタリア代表は1次ラウンドを4勝0敗で終え、投打ともに多くの選手が貢献したが、1次ラウンド最終戦のメキシコ代表戦で活躍した主将に注目する。パスカンティーノは開幕から3試合無安打だったが、準々決勝進出を決めたメキシコ戦で3本塁打を放った。

ロイヤルズの一塁手は、9−1で勝利した試合で3本のソロ本塁打を放ち、WBC史上初となる1試合3本塁打を記録した。パスカンティーノは昨季自己最多の32本塁打を放っている。

6位. プエルトリコ(6)

1次ラウンドのスター:ルイス・キニョネス(28)=4回0安打無失点、7三振、1四球

WBCの醍醐味の一つは、無名の選手が活躍する機会があることだ。マイナーリーグに精通していない限り、今大会までルイス・キニョネスの名を知らなかったファンも多いだろう。キニョネスは1次ラウンドの2試合に登板し、対戦した13人のうち1四球を除く12人を打ち取り、注目を集めた。7三振を奪い、1本も安打を許さなかった。長くブルージェイズのプロスペクト(有望株)だったキニョネスは、昨オフにツインズとマイナー契約を結び、救援陣のを争っている。

7位.韓国(7)

1次ラウンドのスター:ムン・ボギョン(25)=13打数7安打、2本塁打、11打点

ムンは1次ラウンドで最も活躍した打者の1人で、全打者中最多の11打点を記録し、最多タイの7安打を放った。韓国代表の一塁手は、チェコに11−4で大勝した初戦で複数安打と満塁本塁打を記録。オーストラリア戦でも5打数3安打、1本塁打、1二塁打、4打点と圧倒した。ムンはここ数年、韓国プロ野球(KBO)のLGツインズで、2024年と25年にいずれもOPS.830以上、20本塁打以上を記録するなど、リーグ屈指の打者に成長した。

8位. カナダ(8)

1次ラウンドのスター:オーウェン・ケイシー(23)=14打数7安打、1本塁打、3二塁打

ケイシーは2023年大会に続き、WBCで強烈な印象を残している。今オフ、エドワード・カブレラ投手(27)とのトレードでカブスからマーリンズに移籍した23歳のケイシーは、1次ラウンドの14打数で、1本塁打、3二塁打、5打点を含む7安打を記録した。マーリンズでレギュラー外野手として期待されるケイシーにとって、飛躍のシーズンの幕開けとなる可能性がある。準々決勝でアメリカ代表に勝利し、番狂わせを狙うカナダ代表において、さらなる活躍が期待される。