ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジがまた歴史に名を刻んだ。
タイガース戦の初回、ジャッジは通算359号となる一発を右中間のブルペン後方へ叩き込み、ヨギ・ベラ(358本)を抜いて球団の本塁打記録で単独5位に浮上し、名だたるレジェンドに肩を並べた。
ヤンキースは長い歴史の中で本塁打王国として知られてきたが、球団通算本塁打ランキングの上位5人は約60年間、不動のままだった。
ジャッジが時代を動かした。
ヤンキース歴代の通算本塁打数は、ベーブ・ルース(659本)、ミッキー・マントル(536本)、ルー・ゲーリッグ(493本)、ジョー・ディマジオ(361本)に続くもの。ベラは1957年からランキング5位に入り、1966年にマントルがゲーリッグを抜いて以来、上位に動きはなかった。
かつてジョニー・ベンチが捕手最多本塁打でベラを抜いた際、ベラは「この記録は破られるまで残ると思っていた」というユニークな電報を送ったという。もし今も生きていれば、今回の記録更新に、ジャッジにどんなユーモアを返しただろう。
ジャッジは2022年にマリスのア・リーグシーズン本塁打記録を追った時から、常に「ヤンキースの歴史に自分がどう関わるか」を口にしてきた。今回ベラを抜いた直後も「ヨギは最高のヤンキーの一人。彼がどれほどピンストライプを誇りにしていたか、僕も同じ思い。だからこのリストに加われることは特別だ」と敬意を表した。
これが今季44号となり、早ければ今シーズン中にディマジオ(361本)を抜く可能性もある。マントルの息子ダニーも「ジャッジは父が愛しただろう選手。毎試合が驚きで、本当に特別な存在だ。まだまだ本塁打を積み重ねてほしい」と本塁打記録の更新を歓迎している。
