主砲ジャッジ、47号ソロで球団単独4位となる通算362号

先発ヒルが6回無安打投球でライバル・レッドソックスに先勝

September 13th, 2025

レッドソックス1-4ヤンキース】ボストン/フェンウェイパーク、9月12日(日本時間13日)

アーロン・ジャッジの打球は、いつものように高々とそして鋭く上空を飛び、フェンウェイパークの名物、グリーンモンスターを越えて夜空に消えていった。

通算362号で、ヤンキースの通算本塁打ランキング単独4位となったジャッジを祝うのに、ライバルの本拠地ボストンの歴史ある球場はまさに最高(視点によれば最悪)だった。

初回の第一打席で、ルーカス・ジオリトのフォーシームを捉え、打球は速度112マイル、飛距離468フィートの特大弾となった。直近2試合で3本目となった47号で、ア・リーグの本塁打王争いで、1位のカル・ローリーまであと5本と迫っている。

初回に本塁打を放ったのはこれで今季19試合目で、2024年の自分自身と2001年のアレックス・ロドリゲスの記録を上回った。ジャッジは2024年以降の105本塁打のうち、37本が初回に記録されている。

ジャッジは三回に四球で出塁し、コディ・ベリンジャーのタイムリーで生還。ヤンキースは七回にもベン・ライスのタイムリーなどで追加点を挙げた。

投げては、先発のルイス・ヒルが6回無失点投球。4四球を与えるも無安打に抑え、93球4三振で4勝目を挙げた。同地区の2位と3位による直接対決の初戦を制し、ゲーム差を1.5に広げたヤンキース。なお、首位のブルージェイズが勝利したため、3ゲーム差のままだ。

なお、レッドソックスの吉田正尚は「5番・DH」で出場するも、4打数無安打3三振と苦戦した。これで3戦連続で無安打となり、打率.229、OPS.610となっている。