ジャッジが右ふくらはぎの損傷で再びのIL入り、ポストシーズンに暗雲

12:55 AM UTC

アーロン・ジャッジが再び負傷者リスト(IL)に入る。ヤンキースは主将を欠いたままレギュラーシーズン終盤を戦い、場合によってはプレーオフの一部も欠場する。

球団は、ジャッジを右ふくらはぎの筋損傷により翌19日(日本時間20日)に10日間のILへ登録すると発表した。それに伴うロースター変更も同日に行われる。

「今季は彼を欠いた状態で多くの試合を戦わなければならなかった。アーロン・ジャッジほど偉大な選手の代わりはいない。それでも、われわれは高い目標を掲げている。それは今も変わらない」とアーロン・ブーン監督は話した。

ジャッジは17日にフェニックスでMRI検査を受け、筋損傷が判明した。ブーン監督は損傷の程度を明かさず、復帰時期の見通しも示さなかった。

ジャッジがプレーオフで復帰できるかと問われると、指揮官は「分からない」とコメント。「復帰までの日程は見えていないし、予想をするつもりはない。まずは治療を行い、経過を見ることになる」と続けた。

一般的には、最も軽いグレード1のふくらはぎの筋損傷でも、回復に2~3週間を要する。

少なくとも、この時期の離脱となれば今週末のダイヤモンドバックス戦だけでなく、翌週にヤンキースタジアムで行われるレイズとの重要な4連戦にも出場できないだろう。この日の試合前時点で、ヤンキースはア・リーグ東地区で首位のレイズを5ゲーム差で追っていた。

内外野を守るマックス・シューマンが、翌19日の試合からヤンキースに合流する。なお、ジャッジは、この日のダイヤモンドバックスとのカード初戦前に報道陣の取材に応じなかった。

「彼は毎日プレーして、グラウンドに立ち、チームの勝利に貢献したいと思っている。長い時間をかけて懸命に復帰し、その後にまた何かが起きたのだから、間違いなく悔しい知らせだ。彼のことを思うと、こちらも悔しい。軽いもので、すぐに戻れることを願っている」とコディ・ベリンジャーは主将について話した

ジャッジが最短復帰は、9月27日に行われるオリオールズとのレギュラーシーズン最終戦。ア・リーグのワイルドカードシリーズは9月29日に開幕予定で、現時点の順位なら、ヤンキースがレッドソックスを迎える組み合わせとなっている。

「ジャッジを欠くのは痛い。彼が球界最高の打者であることは、誰もが知っている。ただ、自分たちは、何とか方法を見つけなければならないと考えている。ここにいる選手たちの才能を見れば、説明はいらないと思う。どんな相手も倒し、試合に勝つだけの戦力があると心から信じている」とベリンジャー。

しかし、ジャッジ不在でその使命はさらに難しくなる。ジャッジは16日、ターゲットフィールドでヤンキースがツインズに延長十三回の末、4-5で敗れた試合で、六回に代打を送られて退いていた。

ジャッジは初回に右脚下部の張りを感じたと話していた。

「シーズン終盤の試合は重要だから、何でもないように振る舞い、どこまでプレーできるか試そうとした。ただ、話し合った結果、守備や走塁でチームに迷惑をかけないためにも、交代するのが正しい判断だと思った」とジャッジはその日の試合後に話していた。

前年のア・リーグMVPであるジャッジにとって、今季はケガに悩まされる一年となった。66試合で打率.241、出塁率.360、長打率.511、18本塁打、41打点を記録している。

右肋骨骨折のため、夏の大半を欠場。4月26日にヒューストンで負傷したとみられ、その後約1カ月にわたって負傷を抱えながらプレーした。5月31日にウェストサクラメントで行われたアスレチックス戦を最後にILへ入った。

マイナーでのリハビリ出場を経ず、9月8日のロッキーズ戦で復帰。6試合で23打数4安打、打率.174、1本塁打だった。

指揮官は、ジャッジにリハビリ出場をさせなかった判断を後悔していないと話した。

「こうしたことはリハビリ出場をしていても、していなくても起こる。本人とわれわれにとって最良の結果になる可能性を高めるため、できることはすべてやった」