右肋骨骨折で負傷者リスト(IL)入りしているヤンキースのアーロン・ジャッジがオールスター期間中に再検査を受け、患部の回復が確認された。ただ、まだ野球の練習を再開できる状態ではなく、復帰時期は引き続き未定となっている。ジャッジは4月下旬に右肋骨を骨折したとみられ、5月31日を最後に戦列を離れている。
ジャッジは17日(日本時間18日)、ヤンキースタジアムで取材に応じ、「よくなっているけれど、まだ完全ではない。回復しているのは間違いない。あと一人、専門医の診断を待っているところだけど、良い方向に向かっているのは確かだよ」と現状を説明した。
再検査は16日に実施された。画像はすでに球団医のクリストファー・アーマド医師が確認しており、今後はダラスの肋骨治療の専門医グレゴリー・パール医師の見解を踏まえ、リハビリの進め方や次回検査の時期を決める予定だ。
球団も「画像では回復が確認されたものの、野球の練習を再開できる状態ではない。今後もリハビリを進め、再検査を行ったうえで、段階的に野球の動きを再開していく」と説明している。
現在は下半身のトレーニングと首周りのエクササイズのみ許可されており、上半身の筋力トレーニングや頭上に腕を上げる動きは禁止されているという。
「かなり良くなってきたよ。最初の数週間は何もできないくらいきつかったけど、今は10倍くらい楽になった。自分としては『これだけ良くなったなら、そろそろ動き始めたい』という気持ちだけど、焦って野球を始めて再発したら元も子もないからね」
ヤンキースは一貫して今季中の復帰を見込んでいる。ただ、具体的な時期は未定で、順調なら8月中旬から下旬が最短シナリオ。一方で、9月までずれ込む可能性も残されている。
アーロン・ブーン監督は「戻って来られるという点では心配していない。問題は『いつになるか』だけだ。もちろん、みんな一日でも早くラインアップに戻ってきてほしいと思っている」と話した。
ジャッジ自身も「もちろん今季中には戻るつもり。戻れない理由はないと思っている」と復帰への自信を口にした。
復帰が決まっても、長期間の実戦調整は必要ないと考えている。
「リハビリの試合は好きじゃないんだ。あれについては球団と相談するよ。リハビリの試合で打席を重ねるより、早くメジャーでプレーしたいからね」
ジャッジは4月26日のアストロズ戦でダイビングキャッチを試みた際に骨折したと振り返る。その後も1カ月以上プレーを続けたが、5月下旬のアスレチックス戦あたりから痛みが強くなり、離脱を余儀なくされた。
昨季ア・リーグMVPのジャッジは、今季59試合で打率.248、17本塁打、38打点、OPS.908をマークしている。
「正直、この時間は本当に苦しい。とにかく試合に出たい。それが自分の仕事だし、ヤンキースのために大事な試合でプレーするためにここにいるんだから」と、もどかしい胸の内を明かした。
