ヤンキースのアーロン・ジャッジが、復帰へ向けてまた一歩前進した。
4日(日本時間5日)、ヤンキースのチームメートとともに敵地サンディエゴで打撃ケージに入り、外野へ鋭い打球を次々と飛ばした。その姿は、主将が「2番・右翼」でいつものように試合に備えているようにも見えた。
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ジャッジは4月下旬に右肋骨を骨折して以降、戦列を離れており、この日の打撃練習は、5月31日以来となるメジャーのグラウンドでのスイング。復帰に向けて「また一つクリアした」と振り返った。
「こんなに時間がかかってしまったのは、本当に悔しい。本来なら2カ月前には戻っていたかった。でも、今はここまで来た。もうすぐだ。早くまたグラウンドに立ちたい」
ここまでの調整は、ほとんどが人目につかないところで行われてきた。ティー打撃やトス打撃から徐々に段階を上げ、オーバーハンドの打撃練習へ。今回の遠征前には、投手の球速を想定した打撃練習も始めていた。
一方で、まだ実戦形式の投球は受けていない。今後はライブBP、あるいはマイナーでのリハビリ戦で実戦登板の投手と対戦する可能性がある。ジャッジは「少なくとも2回はやってから、試合に戻る必要がある」と話している。
アーロン・ブーン監督は、ジャッジをマイナーのリハビリ戦に送るかどうか、また送る場合の日程を「まだ決めていない」と説明した。ジャッジ自身は、マイナーでの実戦をできれば避けたい考えを改めて示した。
「行く意味があるとは思わない。打席をムダにする必要ないよね」
パドレス戦の前にはペトコ・パークでベースランニングも行った。最後には右翼守備にも入り、中堅寄りの位置から三塁へ送球するなど、フライ捕球や送球の動きも確認した。
「野球に必要なことは全部やっている。塁への送球、スローイング、ベースランニング。打撃もやって、グラウンドに出て、体を動かしている。あとは実戦の投球を打って、それが終われば戻れると思う。3カ月も何もしない状態が続くと、オフシーズンみたいに感じる。そこからまた春季キャンプに戻るような感覚になってしまう。だから今は、少しずつ練習量を増やして、いい状態まで持っていこうとしている」
ヤンキースは9月8日から本拠地でロッキーズとの3連戦を戦う。その後、11日からはメッツとの3連戦を迎える。11日はヤンキースにとって特別な一日になる。球団は現地5日、2001年のヤンキースメンバーの一部が試合前のセレモニーに参加すると発表した。
「自分がプレーしていても、していなくても、特別な一日になる。大きな一日になるよ。あの出来事はニューヨークだけでなく、世界中、そして米国全体に大きな影響を与えた。プレーできるかどうかは分からない。でも、間違いなくそこにはいる。その瞬間をしっかり感じたい」
復帰への階段を一段ずつ上るジャッジ。早ければ、次の本拠地シリーズで戦列復帰の可能性も浮上している。
