同地区ライバルから超大物を獲得する「大勝負」に出た。
ここ1カ月で絶好調の波に乗るレッドソックスが、地区のライバルであるオリオールズから元ドラフト全体1位の正捕手、アドリー・ラッチマン捕手(28)をトレードで獲得することで合意したと、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が報じた。なお、両球団からの正式発表はまだ行われていない。
オリオールズへ譲渡される5選手の中心となるのは、全体プロスペクトランキング49位(球団内2位)のプロスペクト右腕アンソニー・エヤンソン。さらにカルロス・ナルバエス捕手、カイソン・ウィザーズプーン投手(球団4位)、エンディ・アゾカー外野手(球団5位)、そして後日指名選手1人が渡る超大型のトレードとなる。
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ラッチマンは2019年ドラフトで全体1位指名を受け、メジャー全体のプロスペクトランキングでも1位に上り詰めたオリオールズ再建の「絶対的象徴」だった。2022年のメジャーデビュー以降、チームの顔として君臨し、今季も含めてキャリア4年で3度のオールスター選出を誇る。
今季は相次ぐ負傷に泣かされ、4月の左足首の炎症や6月の脳震とうに加え、7月19日(同20日)からは左手首の炎症で10日間の負傷者リスト(IL)に入っていた。
【トレード詳細】
レッドソックス
捕手 アドリー・ラッチマン
捕手 ジェイク・ロジャース
金銭
オリオールズ
右投手 アンソニー・アイヤンソン(レッドソックス傘下2位、MLB Pipeline全体49位)
右投手 カイソン・ウィザースプーン(同4位)
外野手 エンディ・アソカー(同5位)
捕手 カルロス・ナルバエス
後日発表選手(PTBNL)
しかし、グラウンドに立てばその実力は健在だ。今季は67試合の出場で打率.251、8本塁打、47打点、OPS.764をマーク。守備面でも盗塁43回のうち16回を刺し、キャリアハイとなる盗塁阻止率37.2%を記録するなど、攻守で高いパフォーマンスを見せていた。
オリオールズは来週にもマイナーでのリハビリ出場を開始させ、8月中旬のメジャー復帰を見込んでいた矢先の電撃トレードとなった。ラッチマンは今オフに年俸調停の最終年を迎え、2027年シーズン終了まで球団の保有権が残っている。世界一へ向けてラストスパートをかけるレッドソックスにとって、これ以上ない最高のスーパースター補強となりそうだ。
