「レントゲン室でも(復帰時期を)そう伝えた。シーズンはまだ終わっていない。万全の状態で戻ってくることを期待している」と指揮官は話す。
パヘスの穴を埋めるのは容易ではない。26歳のトーマスは5月12日、トレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスからドジャースに加入。傘下のルーキーリーグ(ACL)と3Aオクラホマシティで計59試合に出場し、打率.285、出塁率.351、長打率.472、7本塁打、40打点をマークしていた。
5月8日にDFA(事実上の戦力外)となるまで、今季はDバックスで28試合に出場し、打率.181、2本塁打、10打点。Dバックスでは5シーズンで通算448試合に出場し、31本塁打、143打点を記録している。2018年のMLBドラフト2巡目でマウント・カーメル高校(イリノイ州)から指名された。
パヘスは今季、中堅守備でも大きく成長し、Statcastによると、OAA(Outs Above Average)は9で、リーグ全体の95パーセンタイルに位置している。
打撃だけでなく守備も含めた総合的な貢献度を示すbWARは5.5で、チーム内では大谷翔平の6.9に次ぐ2位につける。
ドジャースは、パヘスを少なくとも4週間欠くことになると見込んでいる。その間、センターはプラトーン起用で対応する。右投手にはトーマスを中心に起用し、左投手にはトミー・エドマンとキケ・ヘルナンデスを組み合わせる方針だ。
トーマスは堅実な守備に加え、走力も魅力。3Aオクラホマシティでは55試合でOPS.855を記録した。ドジャース加入後は打撃の安定感を高めるため、アリゾナ州グレンデールの球団施設や、アトランタのメイブン・ベースボール・ラボで調整。球団からの提案を受け、打撃フォームの見直しに取り組んできた。
「自分のプレーについて徹底的に掘り下げた。いい経験になった。3Aで時間をかけて、本来の自分を取り戻し、自分らしいプレーができるようになって本当にうれしい」とトーマスはメジャー復帰に当たってそう語った。
エドマンは今季、主に二塁を守っており、ヘルナンデスは三塁、左翼、一塁を中心にプレーしている。左投手相手の中堅にはヘルナンデスが入る機会が増える可能性が高いが、ドジャースは両ユーティリティー選手を状況に応じて内外野に動かすことができる。
