ブレグマンの加入はカブスの陣容にどう影響するか

January 11th, 2026

カブスの中堅手ピート・クロウ・アームストロングは10日(日本時間11日)、ソルジャー・フィールドで厚着をしたファンらと共に、NFLのベアーズがパッカーズを相手にプレーオフで劇的な逆転勝利を見届けた。

ベアーズが第3クオーターに反撃を開始した際、カブスがFAのスター選手、アレックス・ブレグマンと契約合意したとのニュースが飛び込んできた。

ベアーズの勝利とカブスのFA戦線での大勝利を受け、クロウ・アームストロングはインスタグラムのストーリーに「ベアーズとブレグマン。僕の人生はどうなってるんだ!?」と投稿した。

正式決定すれば、ブレグマンの加入はカブス打線にインパクトを与え、内野の陣容やロースター全体に波及効果をもたらす。この大型補強が、フィールド内外で球団の状況をどう変えるのか、いくつかの点を掘り下げる。

1)三塁はどうなるのか

カブスはすでにマット・ショウという三塁手を擁しており、ジェド・ホイヤー編成本部長はウインターミーティングであえてショウを称賛していた。もちろん、その支持はシカゴが同ポジションの補強の扉を閉ざすことを保証するものではなかった。

ショウはまだ24歳だ。昨季後半戦は好調で(11本塁打、長打率.522、OPS .839)、ゴールドグラブ賞の最終候補にもなったが、シーズン全体としては安定感を欠いた。実際、ショウはメジャーレベルでまだ発展途上であり、球団は31年まで保有権を持っている。

ブレグマンは正三塁手として、遊撃のベテランであるダンズビー・スワンソン、二塁のニコ・ホーナーと共にプレーできる。一方、ショウはスーパーサブとして、複数の内野ポジションを守れる選択肢をクレイグ・カウンセル監督に提供できる。

2)カブスはショウやホーナーをトレードする可能性があるか?

理論上はあり得る。内野の層が急に厚くなったことで、ショウやホーナーがトレード候補になる可能性はある。とはいえ、2人をトレード要員とすることは、チームがインパクトのある先発投手を必要としていた時の方が理にかなっていた。カブスは右腕エドワード・カブレラをトレードで獲得し、このオフの課題を解決済みだ。

ホーナーは26年終了後にFAとなるが、ショウはあと6シーズン保有権がある。そのためショウはトレード市場で極めて価値が高いが、ホーナーとの契約延長がない場合、二塁手の確実な後釜にもなる。繰り返しになるが、今季両選手を残留させることは、より良い、そして選手層の厚い構成につながる。

3)控えの陣容はどうなるか?

カウンセル監督が26年に向けて対処したかった課題の1つは、レギュラー陣により多くの休養を与えるため、控え選手の層を厚くすることだった。昨季は6選手が150試合以上に出場し、1968年の球団記録に並んだ。

強力な控えメンバーがいなかったため、カウンセル監督は主力9人に大きく依存した。負傷者があまり出なかった幸運もあった。

ショウは、新加入のタイラー・オースティン(一塁と外野要員として今オフ契約)らを含む控え組を即座に強化するだろう。外野手を獲得しない限り、かつてのトップ100プロスペクトであるケビン・アルカンタラ(MLBパイプラインの球団別リストで4位)が、外野3ポジションのバックアップメンバーになると見込まれる。

球団トッププロスペクトのモイセス・バジェステロス(全体53位)は、カーソン・ケリーとミゲル・アマヤの主力コンビに次ぐ3番手捕手の選択肢となる。

4)ブレグマンはカブス打線にどうフィットするか?

現状では、どのポジションも競合はない。一塁はマイケル・ブッシュ、二塁はホーナー、遊撃はスワンソン、三塁はブレグマンが守る。外野は左翼イアン・ハップ、中堅クロウ・アームストロング、右翼は鈴木誠也だ。捕手はケリーかアマヤのどちらかが務め、バジェステロスが主にDHを担う。

ブレグマンという右打者が加わることで、カウンセル監督は右投手に対する打線のバランスを取る方法が増え、左の先発投手に対して右打者を並べる選択肢も生まれる。ブッシュ、クロウ・アームストロング、バジェステロスは左打者で、ハップはスイッチヒッターだ。残りのメンバーは右打者となる。

ブッシュは昨季、カブスの主な1番打者としてシーズンを終えた。カウンセル監督がその方針を継続する場合、ブレグマンは2番、あるいは4番にすんなりと収まるだろう。

カブスは打線の大部分で左右を交互に配置でき、右打者が続くのはどこか1カ所だけで済む。また、カウンセル監督は選手の状態を維持するため、守備を休ませる手段としてDH枠をより有効に活用できるようになる。