MLBネットワークのインサイダー、ジョン・ヘイマン氏は、ドジャースがベテラン左腕アンドリュー・ヒーニーを獲得したと報じた。チームからの正式発表はされていないが、契約は正午の期限前に成立しており、ポストシーズン出場資格を得た。
ヒーニーは先週パイレーツからDFAを経て放出されていた。今季は26試合(23先発)で5勝10敗、防御率5.39。序盤14先発は防御率3.33と好調だったが、6月19日以降は9.21まで悪化し、リリーフ転向となった。過去にはドジャースで16試合(14先発)防御率3.10をマークし、翌年はレンジャーズでワールドシリーズ制覇も経験している。
今回の獲得は、先発陣の厚みを増す『保険』的な補強になる。チームは既に6人ローテで回しており、ほかの先発候補もいるため、メジャー昇格後はリリーフ起用が有力とみられる。
ブルペンはコペック復帰で改善傾向だが、今季の通算564投球回はメジャー最多、防御率4.16は18位タイと課題は残る。ヒーニーは必要時のオプションとなる見込みだ。
キム・ヘソン(金慧成)は7月末に左肩炎症でIL入り前する前は、打率.304、OPS.744を記録。主に二塁と中堅で出場しており、今後は左翼での出場の可能性もある。コペックは今季ILスタート後、6月に7回無失点で復帰するも再び離脱、右膝半月板手術を受けた。FA間近の右腕として、終盤のブルペン戦力に期待がかかる。
