今季2年目のアンディ・パヘスが絶好調だ。
27日(日)、9ー2で勝利したパイレーツ戦で、パヘスは4安打4打点(いずれもキャリアハイ)だったほか、パイレーツとの3戦で二塁打3本、本塁打1本と長打4本を含む10安打の活躍をみせた。
3試合のシリーズでドジャースの選手が10安打以上を記録したのは2023年のフレディ・フリーマン以来、1901年から始まる球団史上13人目となった。ちなみにリーグでこの偉業を達成した直近の選手はパドレスのルイス・アラエスだ。
「好調の波に乗る選手がいるが、彼は今まさにその状態だ。投げた球を全部打っちゃったね。いいスイングだった」とパイレーツのシェルトン監督は呆れた表情で語った。
先週火曜日のカブス戦以来、パヘスは5試合連続安打、そのうち4試合でマルチヒットを記録しているが、好調の兆しはそれ以前からあった。
4月15日以降の9試合で32打数16安打、OPS1.404を記録。OPSはそれ以前の.529から.861へと急上昇しているが、これは大谷翔平(.908)とテオスカー・ヘルナンデス(.869)に次ぐ3番目だ。
「開幕から感覚は良かったけれど、今は野手の間に打球を飛ばせるようになって、さらに良くなっている」とパヘスはスペイン語で答えた。
しかしここまで苦労もあった。
メジャー2年目のパヘスは開幕から苦戦し、今季最初の国内遠征となったフィリーズ、ナショナルズ戦では打撃不振に加え、塁上や守備でミスを連発するなど最悪の状態だった。
そのためロバーツ監督はナショナルズ戦でパヘスに1日休養を与え、結果、復帰後に2戦連続本塁打で監督の期待に応えている。その後も苦しい局面はあったものの、打席では積極的な姿勢を見せていた。
下位打線に座っていたときは自分の役割について考えすぎていたが、今は自分の強みを生かすプレーに集中している、とパヘスは話す。
「あの打順(9番)の経験がなかったので、消極的になって多くの球を見ようとしすぎた。でもキャリアを通して、それがプラスになったことは一度もない。ゾーンに入った球は打たないといけないんだ」
ロバーツ監督はパヘスの変化について「打撃フォームなどメカニック的なものではなく、1000パーセント精神的なもの」と評したが、期待に応えようとする若い選手にはよくあることだ。
パヘスのメンターでもあり、27日(日)の試合で通算200本目のホームランを打ったヘルナンデスはこう話す。
「きついときもある。僕も同じような経験をしたけど、楽しいものじゃない。でも同時に、その経験があるから、今のような瞬間をつかむことができると思うんだ」
