復帰のマルティネスが2本塁打と躍動、地区首位をキープ

September 20th, 2026

【アスレチックス6-12ガーディアンズ】クリーブランド/プログレッシブフィールド、9月19日(日本時間9月20日)

試合が始まる前から、ガーディアンズにはプレーオフ争いの重圧がかかっていた。クラブハウスのテレビでは、ライバルのホワイトソックスがタイガースの反撃をしのぐ様子が映し出されていた。一球ごとに動悸が激しくなり、胃まで痛くなるような、まさに9月らしい試合だった。

最終的にシカゴは勝利し、ア・リーグ中地区での差は一時0.5ゲームまで縮んだ。しかし、ガーディアンズはプレッシャーを跳ね除け、アスレチックスを圧倒。ホワイトソックスにタイブレーカーを握られているため、地区優勝のためには同率ではなく、必ずゲーム差をつけなくてはいけない。

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初回に2点ビハインドを覆す逆転3ランを放ったチェイス・デローターは「とにかく楽しい野球をやれている。まさにこのために一年中プレイしているんだ」と笑顔を見せた。

こちらの試合には、それほど緊張感はなかった。初回と三回に5点を挙げ、早々に決着をつけた。アンヘル・マルティネスが2本塁打を放ち、ガーディアンズは悠々と勝利。80勝75敗とし、ア・リーグ中地区優勝と、第1ラウンド免除を巡る争いで、79勝76敗のホワイトソックスとの1ゲーム差を維持した。

右脇腹の炎症で5日間欠場していたマルティネスは、豪快な復帰を果たした。4安打、3打点を記録し、ガーディアンズの選手で今季最多となる11塁打。三塁打が出ればサイクル安打という活躍だった。脇腹の不調から戻ると、左右両打席から大砲を撃ち込んだ。

3年連続の地区優勝を目指すガーディアンズにとって、この若き外野手の活躍は密かな原動力となっている。

「試合に出られないときは気持ちが離れてしまいがちだけど、みんなのプレーを見て、レポートを確認し、しっかり準備して集中して臨むことができた。チームが勝つことが何よりも大事だから、どんな形でも貢献できるよう集中するだけだよ」とマルティネスは話した。

先発のタナー・バイビーが怪我人だらけのアスレチックス打線に12安打6失点と打ち込まれたのは誤算だったが、打線の圧倒的な援護により大きな問題にはならなかった。

序盤に2点を先行されたものの、アスレチックスの左先発ジェイコブ・ロペスに対して上位打線は怒涛の攻めを見せた。

  • スティーブン・クワン:打速100.6マイルのヒット
  • ホセ・ラミレス:打速103.2マイルのヒット
  • デローター:中堅への394フィートの3ラン(3-2と逆転)
  • ジョー・アデル:打速106.1マイルのヒット
  • マルティネス:中堅への402フィートの2ラン(5-2とリード拡大)

「序盤に先制されても、誰もあきらめていなかった。すぐに追いつき、さらに点差を広げられで最高だったね」とデローターは振り返った。

しかし、これはまだ序章に過ぎなかった。

三回の攻撃では二塁打が飛び交った。マルティネス、デビッド・フライ、オースティン・ヘッジス、ブライアン・ロッキオが怒涛の連続二塁打を放ち、再び一挙5点を奪った。

四回にマルティネスが左打席からライトへこの日2本目のソロ本塁打を放つと、スコアは11-4まで広がった。ガーディアンズが今季10得点以上を記録するのはこれで3度目となる。

今季の打線は深刻な低迷期もあったが、現在の彼らを抑えるのは至難の業だ。

「若い選手たちが適応するには時間がかかるが、理想的なタイミングで打線が噛み合ってきた。トレード期限で加わったジョー・アデルの存在感や、復帰後に本来のバッティングを取り戻したデビッド・フライの活躍も大きく、チーム全体が良い波に乗れています」とスティーブン・ボート監督は手応えを語る。

大差をもらったバイビーだったが、4回2/3で95球を要し、キャリアでもワースト級の苦しい投球内容となった。

それでも勝敗には響かなかった。マルティネスの大爆発と強力な打線のバックアップにより、ライバルのホワイトソックスにプレッシャーを与えつつ快勝を収めた。

「他球場の結果や対戦相手を自分たちでコントロールすることはできません。自分たちにできるのは、球場に来てしっかり準備し、試合に臨むことだけです」とデローターは前を見据えた。