守護神チャップマン新記録樹立 救援投手として歴代最多奪三振

July 4th, 2026

【レッドソックス5−2エンゼルス】アナハイム/エンゼルススタジアム 7月3日(日本時間4日)

レッドソックスの守護神アロルディス・チャップマンが、エンゼルス戦で歴代救援投手最多となる通算1364奪三振を記録し、ホイト・ウィルヘルムの持つ記録を更新した。

アナハイムで行われた試合の九回、先頭のデンゼル・グズマンから2-0のカウントまで追い込んでから、空振り三振を奪い、通算1364奪三振となり、従来の記録保持者ウィルヘルムを上回った。

チャップマンは3人目の打者を併殺打に仕留めて試合を締めくくり、今季17セーブ目をマークした。

38歳になっても、記録を次々と更新しながら圧倒的な支配力を維持している。5月18日には通算378セーブを挙げ、ジョー・ネイサンを抜いて歴代10位に浮上。今回のセーブは通算384個目となり、次なる標的は殿堂入り投手デニス・エカーズリー(390セーブ)だ。

また、歴代セーブランキング上位10人のうち5人(マリアーノ・リベラ、トレバー・ホフマン、リー・スミス、ビリー・ワグナー、エカーズリー)はすでに殿堂入りしている。

チャップマンにとって最も象徴的な記録は奪三振数かもしれない。MLBで球速革命が進む中、彼は早くから常時100マイル超を投げる存在として異彩を放ってきた。

本人は「これまで積み重ねてきた努力と継続の結果が、この奪三振記録につながっている」と語る。

ルーキーイヤーの2010年9月24日には105.8マイル(約170キロ)の速球を記録。これは2008年に球速計測が導入されて以降、最速級の一球として知られている。

同じく剛速球投手として注目されるパドレスのメイソン・ミラーも「子どもの頃、シンシナティで105マイルを投げていたのを見た。まるで別次元の投手だった」と振り返り、その長年の支配力に驚きを隠さない。

チャップマンの圧倒的なパフォーマンスは偶然ではない。試合前にはランニングや可動域トレーニング、ウエイトなどを欠かさず行い、常に身体を整え続けているが、本人はルーティン的には行っていない。

「すべてはこれまでの積み重ねだ。野球が自分の仕事であり、唯一の仕事でもある。だからこそ、より良い身体を作り、健康を維持し、常に進化するために時間を投資している」