【エンゼルス1-6アストロズ】アナハイム/エンゼルスタジアム、9月27日(日本時間28日)
エンゼルスタジアムのスコアボードに「ガーディアンズ3-2レンジャーズ」と表示された瞬間、一時代の終わりが訪れた。ガーディアンズがア・リーグのポストシーズン最後の1枠を確保し、アストロズは8年連続でポストシーズン進出が途絶えた。
前日の敗戦時点で、ポストシーズン進出はかなり難しくなっていたものの、1%と0%は全く違う。クリスチャン・ウォーカーの2本塁打を含む4本塁打で6得点。投手陣も4人の継投でエンゼルス打線を4安打に抑えるなど、投打が噛み合いエンゼルスに快勝したが、ベンチに笑顔はなかった。
しかし、どのような時代や記録にも終わりは訪れる。この8シーズン、アストロズは驚異的な粘り強さを発揮し、何本ものシャンパンを開け、多くの興奮をもたらしてきた。3人の監督とゼネラルマネジャーの元で過ごした8年間は、アストロズファンの記憶に残り続けるだろう。
8年連続ポストシーズン進出(2017〜24年)はMLB史上4番目の長さ。その間に99試合のポストシーズンを戦い、ワールドシリーズ優勝2回、ア・リーグ優勝4回、ア・リーグ優勝決定シリーズ7年連続進出(2017〜23年)、さらに地区優勝7回を成し遂げた。
昨年のワイルドカード・シリーズでタイガースにスイープされた後、アストロズは主力外野手のカイル・タッカーをカブスにトレードし、主力三塁手のアレックス・ブレグマンはフリーエージェントで失った。それでもア・リーグ西地区の優勝候補と目されていたが、シーズン序盤から負傷者が続出し、その悪い流れは最後まで続いた。
アストロズは今季28選手が負傷者リスト(IL)入りし、そのうち8人は複数回の離脱。シーズン序盤には先発ローテの5人中3人を含む18人が同時にIL入りした。主砲のヨーダン・アルバレスは手の骨折で100試合を欠場し、終盤11試合も足首の捻挫で戦列を離れた。
今季オールスターに選ばれた4人のうち3人、遊撃手ジェレミー・ペーニャ、クローザーのジョシュ・ヘイダー、三塁手アイザック・パレデスも負傷に苦しんだ。ペーニャは7月に肋骨の骨折で27試合を欠場し、さらにこの日も含め腹斜筋の張りで6試合連続欠場。パレデスはハムストリング(太もも裏)の張りで54試合を欠場し、ヘイダーは肩関節包の損傷でシーズン最後の46試合を棒に振った。
負傷者の影響はシーズン後半に表れた。7月初めにロサンゼルスでドジャースをスイープして55勝35敗とし、西地区で2位に7ゲーム差をつけて首位にいたが、その後の70試合で30勝40敗。最終週にはマリナーズに3連敗を喫して地区首位を明け渡した。109試合に渡って地区首位を維持しながら、最後に力尽きた。
来季に向けたメンバー編成のため、オフシーズンは忙しくなるだろう。9年ぶりに迎える長いオフを最大限に生かし、復活、そして新しい時代の始まりをアストロズは誓う。
