アストロズ、3戦1失点でフィリーズをスイープ

June 26th, 2025

アストロズ2-1フィリーズ】ヒューストン/ダイキン・パーク、6月26日(日本時間6月27日)

主力選手に負傷や不調が相次ぐ中でも勝ち星を積み重ね、ア・リーグ西地区で首位を走るアストロズ。好調を支えるのは、絶対的な投手陣の安定感だ。

ア・リーグ東地区首位のフィリーズ相手に3試合を通じてわずか5得点ながらスイープを達成。21回の得点圏でわずか3安打と打線は調子に乗り切れなくとも、勝利を掴む力がある。この日もまさにその象徴のような試合展開となり、2-1で勝利を掴んだ。今季、本拠地では30勝13敗と抜群の強さを誇っている。

アストロズは直近15試合で12勝を挙げ、シーズン中間時点で48勝33敗と今季最多の貯金15を記録。96勝ペースでシーズンを進めている。6月はメジャートップの17勝6敗、1点差の試合では17勝7敗と接戦をものにする勝負強さを見せている。

「攻守両面で素晴らしい野球ができている」と語ったのは、八回二死からのタイムリーで勝ち越し点を叩き出した新人右翼手のカム・スミスだ。

「全員が自分の役割を果たし自分の力を最大限に発揮して、それが自然と結果につながっている」

火曜の初戦は、フランバー・バルデスの7回無失点投球と、クーパー・ハメルの八回のソロ弾(2号)により1-0で勝利。ハメルは、ヤンキースとのマイナー契約で今季スタートし、その後オリオールズを経て、アストロズに復帰した。

水曜には球団史上初めて5人の左腕投手を起用し、わずか5安打ながら2-0で完封勝利。

そして木曜の試合では、あと5アウトで3試合連続の完封勝利となるところで、八回にブライアン・キングが犠牲フライを許し、同点に追いつかれた。しかし、このカードでは最初の25イニングを無得点に抑える圧巻の内容。ブルペンの総合力がうかがえる。

「信じられないシリーズだった。彼ら(フィリーズ)は本当に素晴らしいチームで、いい選手もたくさんいる。そんな打線を3試合で1失点に抑えて、自分たちのやるべきことをやり切れた。最高の結果だね」とこの日先発のハンター・ブラウンは語った。

ブラウンは7回無失点で、防御率をメジャートップの1.74にまで下げ、今季12度目のクオリティスタートを記録。ただ、過去4登板で防御率1.48(24回1/3)を記録しながら勝利はついておらず、この試合も9三振、無四球、3安打の内容ながら勝利投手にはなれなかった。

初対戦となったフィリーズのトレイ・ターナーはブラウンを次のように表現した。

「球速はもちろん良いし、独特な角度がある。ポール・スキーンズに似ているんだ。リリースが少し低くて、球に動きがある。シンカーもいいし、直球とスライダーの角度もかなり打ちにくい。良い球種を3つか4つ持っていて、それを上手く使い分けている」

先発投手7人が負傷者リスト(IL)入りしていることに加え、主砲ヨルダン・アルバレスも約2カ月に及ぶ離脱中。他にも不振に喘ぐ主力選手たちの穴を若手選手たちが埋めることに成功している。

「お互いを信じている選手が揃っていると思う。みんなが日々準備に取り組む姿勢、それが結果として出始めたときに自信につながる。今まさにそれが起きている」とブラウンは語った。

「一人一人が役割を果たし、準備を怠らず、ベテランたちも若手の手本になっている。クラブハウスに入った瞬間に感じる“空気”は伝染するし、それこそが勝利に必要なものなんだ」とエスパーダ監督は語った。