MLBは、アトランタで行われるオールスターゲームで、自動ボール・ストライク判定(ABS)チャレンジシステムを使用すると発表した。
この決定は、今年のスプリングトレーニングで試験導入した際にファンから好評を得たことを受けたもの。MLBは2021年からマイナーリーグ各レベルでABSをテストしており、2022年以降はトリプルAの試合で使用されている。
オールスターゲームでは、スプリングトレーニング時と同じチャレンジルールが適用される。各チームに2回のチャレンジ権が与えられ、成功すれば権利は保持される。チャレンジできるのは投手、捕手、打者のみで、投球直後に要求が可能。チャレンジする際は帽子やヘルメットをタップして審判に知らせる仕組みで、ベンチや他の選手からの助言は禁止されている。
ABSシステムはT-Mobileの5Gネットワークとホークアイシステムを活用し、投球の軌道と位置を追跡して、ボールかストライクかを即座に判定する。
MLBの合同競技委員会は、2026年にメジャーで導入するかどうかを決定するために、この夏中に協議を行う予定だ。
