My Game, My MLB ー私にとってのMLBとはー
暑い夏から季節はすっかり秋へと移り変わったが、世界でいちばん熱い瞬間を迎えている場所がある。それは、ポストシーズンで連日のように激闘が繰り広げられ、ワールドシリーズ直前のMLB。
今シーズンもいよいよ大詰めを迎え、「世界一」を目指すチームと選手たちがぶつかる最終決戦の先には、きっとドラマのような結末が待っているのだろう。そんな今こそ、さまざまな人の熱いMLBへの思いを解き明かそう。
ゲスト:バッテリィズ/後編
先日公開された前編では、MLBとの出会いやプレーヤー目線で感じるMLBのすごさ、楽しみ方を語ってくれたバッテリィズのおふたり。後編は、日本人選手の活躍ぶりやポストシーズンで「楽しみたい」対決、展望をお届けします。
(※取材日:10月1日)
プロフィール:バッテリィズ
ツッコミのエース、ボケの寺家によるお笑いコンビ。2017年結成。よしもと芸人で構成する草野球チーム『上方ホンキッキーズ』を創立し、エースが投手、寺家が捕手を務める。M-1グランプリ2024では決勝初進出ながら準優勝に輝き、大ブレーク。現在はテレビ、YouTubeなど多岐にわたって活躍中。
【日本人同士の、しびれるような対決がみたい!】
――前編でもたくさんの名前が挙がりましたが、日本人選手がMLBで活躍する姿をみて、何を感じますか?
(寺家)大谷選手や山本投手はもちろんですけど、今シーズンで言えばやっぱり鈴木誠也(31)選手(カブス)ですね。MLBに移籍してから毎年進化して、今年はついに松井秀喜(元ヤンキースほか)さんを超えるシーズン32本塁打……でも、大谷選手が55本打っちゃうから、あんまり騒がれないのがまたなんとも言えないです(苦笑)。
――これまでMLBをみてきて、特に印象深い試合、シーンがあれば教えてください。
(寺)松井秀喜選手がワールドシリーズでMVPを取ったとき、ペドロ・マルティネス(フィリーズ)から打ったホームランは強烈に印象に残っていますね。たしか低めの変化球をすくい上げて、ライトスタンドの上段まで飛ばしたと思うんですけど、「日本人がワールドシリーズで活躍して、MVPまで取るん?」って感動したのを今も覚えています。
(エ)僕は最近ですけど、やっぱり去年、大谷選手が「50‐50」を達成した試合。ホームラン3本打って、盗塁も2個くらい決めて、なんやねんそれ!って。
――あの試合の大谷選手は6打数6安打3本塁打10打点2盗塁でした。
(エ)意味わからんすよね。しかも、そんな数字を残した選手がピッチャーもやるんだから。もしかしたらこの先、あれくらい打ったのにピッチャーとしても完封しちゃう、みたいな試合がみられる可能性だってあるワケですからね。
(寺) よく「ゲームの世界」とか言いますけどゲームでも無理ですよね(笑)。
――ありがとうございます。最後に、今まさに開催中のポストシーズン、ワールドシリーズの展望や、「こんなシーンをみたい」という希望、予想をお願いします。
(エ)アメリカン・リーグではマリナーズにやっぱり注目したいです。打線もえぐいけど、若くてメッチャ良いピッチャーもいますよね?
――ブライアン・ウーですかね?
(エ)そうそう、その人!マリナーズはイチロー選手がいたから日本人にとってもなじみ深いですし、ワールドシリーズに出てきてほしいですね(リーグ優勝決定シリーズで敗退)。あとは、やっぱり吉田選手のレッドソックスにも頑張ってほしいなぁ……(※取材後にワイルドカードシリーズで敗退)。日本では阪神しか応援しないんですけど、MLBはこうやっていろんなチームを応援できるのも楽しいですね。
(寺)ナショナル・リーグだけど、元阪神のロベルト・スアレスがいるパドレスを無理やり応援するっていう手もありますけどね(笑)。(※取材後にワイルドカードシリーズで敗退)
――寺家さんはいかがでしょう?
(寺)エースと同じく、マリナーズは注目しています。先ほど話したローリーもいますからね。あとは去年ワールドシリーズに進出したヤンキース。やっぱり、「ヤンキースは強くあってほしい」という思いがどこかにあるんですよね。
――ナショナル・リーグはいかがでしょう?
(エ)僕はやっぱり、日本人選手がいるドジャース、パドレス、カブスを応援したいし、ワールドシリーズに行ってくれると信じています。
(寺)どこが行く……まではわからないですけど、どんな組み合わせになっても、みていてしびれるようなシーンをみたいですね。たとえばリーグチャンピオンシップで1点差の2アウト満塁みたいな「勝負が決まる打席」で、山本投手対鈴木誠也選手とか、今永投手対大谷選手とか。ワールドシリーズでも、たとえば大谷投手とローリー選手が投打で対決するようなことがあれば歴史的ですよね。「シーズン55本塁打と60本塁打の選手同士」が投打で直接対決するワケですからね。でも、2年連続でドジャース対ヤンキースの名門対決がみたい気もする……悩ましいです。
――多くの日本人、さらには個性豊かな選手がそろうMLBだからこそ、どんなカードでも「楽しみ方」がありますよね。
(エ)とにかくメチャクチャ楽しみです。そのうえで、やっぱり日本人選手、がんばってほしい!
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