若き主砲ライス、満塁弾含む1試合2発で勝利に貢献

3:35 AM UTC

【レッドソックス0−9ヤンキース】ニューヨーク/ヤンキースタジアム 9月29日(日本時間30日)

流れを変える一発。
流れを変えるプレー。

野球には、そんな言葉がある。ベン・ライスの一発は、まさに試合の流れを一気にヤンキースへ引き寄せる一打となった。

ヤンキースタジアムで行われたア・リーグのワイルドカードシリーズ第1戦。ヤンキースはサイ・ヤング賞候補のキャム・シュリットラー、レッドソックスはルーキー左腕ペイトン・トーレが先発した。

シュリットラーはレッドソックス打線を寄せ付けず、二塁すら踏ませない好投を続けた。一方のトーレも、二回に3安打を浴びて1点を失ったものの、最少失点で切り抜け、その後はヤンキース打線を抑えていた。

手に汗握る投手戦となり、四回を終えてヤンキースが1-0とリード。

試合が動いたのは五回2死。レッドソックスは早めの継投に入り、2番手左腕エリク・ミラーをマウンドへ送った。打席にはヤンキースの好打者、ライス。

カウント1-1からの3球目、ライスは96.8マイル(約155.8キロ)のシンカーを捉えた。打った瞬間に本塁打と分かる大飛球は、バックスクリーンへ一直線。423フィート(約129メートル)を飛んだ一発が、ヤンキースに追加点をもたらした。打球の行方を追いながら一塁を回り、本塁打を確信すると、右手でガッツポーズ。

レギュラーシーズンで41本塁打を放った主砲は、大一番でチームに貴重な追加点をもたらした。

さらに八回2死満塁では、レッドソックス6番手のブライアン・ベヨから、フルカウントで97.4マイル(約156.7キロ)のシンカーを捉え、右中間のヤンキースブルペンへ叩き込んだ。自身初のポストシーズン満塁弾。スタジアムは熱狂に包まれた。

主砲アーロン・ジャッジを負傷で欠く中、ライスは自身初のポストシーズン満塁弾を含む1試合2本塁打を放ち、チームの大勝に貢献した。