【ブルージェイズ11-9ヤンキース】トロント/ロジャース・センター、7月3日(日本時間4日)
ヘビー級ボクシングかのような殴り合いは、9ラウンドの激闘の末に11-9でホームのブルージェイズに軍配が上がった。
先に仕掛けたのはブルージェイズ。初回から一挙7得点のビッグイニングで、強烈な先制パンチを放つと、ヤンキースも五回に大量6得点のカウンターを食らわせ、ジャッジの31号2ランで同点に追いついた。
しかし、相手の隙を見逃さなかったブルージェイズ。八回にスプリンガーが相手投手の暴投で三塁から生還し、勝ち越しに成功。派手な打ち合いは、最後にミスが絡み幕を閉じた。
これでカード3連勝。ゲーム差を一気に縮め、48勝38敗でヤンキースと並び、ア・リーグ東地区の首位タイに浮上した。シーズンの流れが変わりつつある今、勢いは完全にブルージェイズにある。
勝利の原動力となったのは、ここ最近の逆転劇と同じく、このチームが持つ精神的なしぶとさ、もしくはある種の鈍感さとも言える。試合の状況や展開を重く捉えすぎず、すぐに切り替えて最適なプレーを選択できる。
それが表れたのが先週末。レッドソックスとのシリーズを制した直後、1、2位直接対決となるヤンキースとの4連戦の重要性について聞かれたアディソン・バーガーは笑顔でこう答えた。
「自分は常にフラットでいたい。正直、次の相手がヤンキースだってことも(言われるまで)意識してなかったよ。今は分かるけどね(笑)」
淡々とした試合運びで打ち合いを制したブルージェイズ。明日の試合でスイープを達成すれば、後半戦に向けてこれ以上ない追い風となる。
