泥臭い全員野球の復活 ドジャースに逆転勝利で連敗ストップ
【ドジャース3-4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、4月8日(日本時間9日) 本来の「2025年ブルージェイズ」の姿が、一瞬とはいえ戻ってきた。 この光景を再び目にするまで、丸1週間、そして8日(日本時間9日)のドジャース戦の終盤までファンたちは待っていた。敵地でのホワイトソックス戦では3連敗を喫し、チームは6連敗。ワールドシリーズの再戦となったドジャース戦でも、あわや3連敗という崖っぷちに立たされていた。
シャーザー、前腕腱炎でドジャース戦で二回36球で降板
ドジャースとのシリーズ初戦に先発したマックス・シャーザーは、わずか2回、36球で降板した。すでに多くの問題を抱える先発ローテーションにとって、新たな不安材料となっている。 序盤から球速が上がらず、テオスカー・ヘルナンデスに2ランを浴びるなど本来の投球ではなかった。マウンド上で目立った異変は見られなかったものの、三回の開始前にジョン・シュナイダー監督が球審に降板を告げ、早々に交代した。シャーザーは二回にアンディ・パヘスをセカンドフライに抑えた後、ベンチに向かって「大丈夫」というように、手を振る仕草も見せていた。
正捕手アレハンドロ・カーク、左親指の骨折で手術へ
ブルージェイズは6日(日本時間7日)、アレハンドロ・カーク(27)が左手親指の骨折を修復する手術を7日(同8日)に受けると発表した。 カークは、3日(同4日)に行われたホワイトソックス戦(ブルージェイズが4-5で敗戦)で、ミットの縁付近にファウルチップを受けた際に負傷した。親指の脱臼も併発していたが、靱帯の損傷はなかった。 ブルージェイズはカークの離脱中、タイラー・ハイネマン(34)を正捕手に据え、プロスペクト24位のブランドン・バレンスエラ(25)を控え捕手としてベンチ入りさせる方針だ。 2度のオールスター選出を誇り、球界屈指の捕手と目されるカークの離脱期間は現時点で未定だが、ブルージェイズにとって大きな痛手となる可能性がある。
5年ぶりメジャー復帰のコディ・ポンセ、右膝を痛めて二回途中降板
ブルージェイズのコディ・ポンセが、復帰登板を思わぬ形で終えた。 本拠地でのロッキーズ戦でメジャー復帰を果たしたポンセは、守備中のプレーで右脚を負傷し、医療用カートで途中降板。2021年以来となるメジャーのマウンドは、無念の結末となった。 アクシデントは内野ゴロの処理中に起きた。二回1死の場面で、ジェイク・マッカーシーの打球に反応し一塁方向へ走ったポンセは、最初の捕球でもたつくと、その後、体勢を立て直して再びボールに向かった際に右足の後ろをを押さえこみ、そのままグラウンドに倒れ込んだ。 異変に気づいたトレーナー陣がすぐさま駆け寄り、ジョン・シュナイダー監督もベンチを飛び出した。ポンセはスタッフに支えられて立ち上がったものの、強い痛みを訴えて、そのままカートでフィールドを後にした。 日本で3シーズン、韓国で1シーズンを過ごし、再起をかけてメジャー復帰を果たした右腕にとって、これが待望の復帰登板だった。2025年はKBOで防御率1.89、180回2/3で252三振と圧倒的な成績を残し、その実績が評価されてブルージェイズと3年総額3000万ドル(約46億5000万)の契約を結んでいた。 復帰初戦でのアクシデントだけに、状態が懸念される。
岡本和真、待望のメジャー初アーチ ゲレーロJr.も大喜び
岡本和真からメジャー初本塁打が飛び出した。 アスレチックス戦の四回、右中間へ420フィート(約128メートル)の一発。高々と上がった打球は伸び続け、そのままスタンドへと吸い込まれた。歓声に包まれる中、ブルージェイズのダグアウトにも大きな笑顔が広がった。
クレメントの一打で、ブルージェイズ史上初の開幕2戦連続サヨナラ勝ち
【アスレチックス7−8xブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター 3月28日(日本時間29日) 開幕から2試合連続のサヨナラ劇。ブルージェイズは今季も戦い抜く姿勢をファンに強く印象づけた。 28日(日本時間29日)、ブルージェイズはアスレチックスに8-7で勝利。24時間以内に2度目のサヨナラ勝ちを収めた。 この日のヒーローはアーニー・クレメント。延長11回、左中間へのライナーで試合を決め、開幕戦のアンドレス・ヒメネスに続くサヨナラ勝利の立役者となった。
ディラン・シース、ブルージェイズデビュー戦で圧巻の12三振
ディラン・シースが、ブルージェイズでのデビュー戦で圧巻の投球を披露した。 開幕2戦目のアスレチックス戦に登板したシーズは5回1/3を投げ、1失点、12三振。ブルージェイズのデビュー戦としては史上最多の奪三振となった。これまでの記録は2015年にデビッド・プライスが記録した11三振だったが、それを上回る内容だ。
岡本和真、ブルージェイズに完璧フィット 最高のデビュー戦を飾る
【アスレチックス2−3xブルージェイズ】カナダ・トロント/ロジャースセンター、3月27日(日本時間28日) ブルージェイズの岡本和真(29)が、メジャーデビュー戦で完璧な第一印象を残した。 イニングを追うごとに、岡本のデビュー戦は輝きを増した。九回裏、アンドレス・ヒメネスのサヨナラ安打で決勝の生還し、3-2でのメジャー初勝利を新しいチームメートたちと祝った。岡本はこの試合でメジャー初安打を含む2安打を放ち、ブルージェイズの2026年シーズン初得点も記録した。 最高のメジャーデビューとなった。 岡本は「きょうはちょっと緊張していた。早く1打てたらいいな、と思っていた。ここからがスタートなのでたくさん打てるように頑張りたい」と語った。
ブルージェイズのアトキンスGM、5年契約延長 次の一手は
野球の世界では、一つの結果や感情に長く浸っている余裕はない。 ブルージェイズがワールドシリーズ第7戦でドジャースに敗れてからわずか数日後、ロス・アトキンスGMは、ジョン・シュナイダー監督に連絡を取り、次に進むべき方向について話し合っていた。感情に流されず、常に数手先を見据えることが求められる立場だ。
41歳シャーザー、オープン戦初先発「高い水準で」4イニング無安打
【フィリーズ0−1ブルージェイズ】フロリダ州クリアウォーター/ベイケアボールパーク、3月7日(日本時間8日) 通常、オープン戦の話題はトッププロスペクトや新戦力、マックス・シャーザー(41)の半分の年齢の選手たちに集まる。しかし、シャーザーに「通常」という言葉が当てはまったことは一度もなく、ブルージェイズも「普通」を求めてはいない。メジャー級の先発投手がひしめく先発ローテーションにおいて、このチームが必要としているのは平均的なイニング消化ではない。チームが必要としているのは圧倒的な投球だ。41歳の年齢でさらにシーズン中の8カ月間もそれを期待し続けるのは酷かもしれないが、シャーザーにはまだその力が備わっている。
マッド・マックスがキャンプに合流 初日からブルペンで全力投球
マックス・シャーザーはどんな場所でも静かに足を踏み入れるタイプではない。常に大きな音と唸り声、そして時には荒々しい言葉と共に登場する。 2日(日本時間3日)の朝、ジョン・シュナイダー監督、投手コーチのピート・ウォーカー、そして他の投手陣が見守る中、シャーザーはブルージェイズの一員としてブルペン投球を行った。近いうちに1年契約が正式発表される見込みで、すでに層の厚いローテーションにさらなる注目を加える存在だ。
- シャーザーのブルージェイズ復帰を後押しした“かわいい直談判” 「おじいちゃん(と再会できてよかったよ。戻ってきてくれてうれしい」とシュナイダー監督は笑顔で語った。
ゲレーロJr.が岡本に宣戦布告 ”相棒関係”も一時中断
ブラディミール・ゲレーロJr.と岡本和真の”相棒関係”は、一時中断となる。 28日(日本時間3月1日)の夜にゲレーロがキャンプを離れ、マイアミへ向かう瞬間から状況は変わる。代表チームに合流したその時から、岡本はブルージェイズのチームメートではなく、侍ジャパンの三塁手だ。 「2日前に言ったんだよ。『土曜(28日)以降は、敵だ』ってね」ゲレーロはスポーツネットの中継でそう語り、チームメートからヒマワリの種を投げられながら笑みを浮かべた。
オープン戦初登板のシース 新天地で真価を発揮するか?
ディラン・シースは、サイ・ヤング賞級の才能を持っている。 それはすでに証明済みだ。2022年、ア・リーグのサイ・ヤング賞まであと一歩に迫ったが、歴史的なシーズンを過ごしたジャスティン・バーランダーに阻まれた。 28日(日本時間3月1日)のスプリングトレーニング初登板は、いわば“前菜”だった。まだ2月だというのに、フィリーズ打線に対し98マイル(約158キロ)を投げ込み、すでに圧倒的な投球を見せた。
シャーザー再契約でブルージェイズの先発ローテはどうなる?
毎年春になると思い知らされるが、先発投手は何人いても足りない。しかし、世界一を狙うブルージェイにとって、選手層が厚いだけでは不十分だ。ブルージェイズはマックス・シャーザーとの再契約により、ローテーションを2つ作れる可能性もあるが、層の厚さは議論のほんの一部に過ぎない。チームのポテンシャルを最大限に引き出すことがもう一つの課題、そして10月の最重要課題となる。 シャーザーは今週末、身体検査のためブルージェイズに合流すると予想されている。その後、ブルージェイズが計画を練る前に打者との対戦を開始するようだ。
シャーザーのブルージェイズ復帰を後押しした“かわいい直談判”
ブルージェイズに、強力な“新リクルーター集団”が誕生した。それは選手たちの娘たちだ。
レジェンド右腕シャーザー ブルージェイズと再契約に合意か
25日(日本時間26日)、レジェンド右腕マックス・シャーザーがブルージェイズとの再契約に合意した。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者が報じている。スポーツネットのシャイ・ダビディ記者によれば、基本給は300万ドル(約4億6000万円)で、1000万ドル(約15億6000万円)の出来高が付く。球団は契約を正式発表していない。 シャーザーの経歴は全てを物語っている。右腕は球史において最高の投手の一人であり、これまで3度のサイ・ヤング賞、8度のオールスター選出を誇り、通算防御率3.22、ERA+(球場やシーズンの違いを考慮した、リーグ平均に対する防御率の指数)131を記録している。2度の世界一に貢献し、通算3489三振は歴代11位に入る。 もちろん、将来の殿堂入り選手とはいえ、寄る年波の影響を受けている。今や41歳となり、過去2年間のシャーザーは複数のケガと戦い、レギュラーシーズンでは合計26先発にとどまっている。1年契約でブルージェイズに加わった昨季は、85イニングでキャリアワーストの防御率5.19に終わった。
岡本和真、待望の一発はバックスクリーン直撃
ブルージェイズ・岡本和真の第1号ホームランは壮観だった。センターど真ん中へ431フィート(約131メートル)の一発。打った瞬間にそれと分かる当たりで、風の影響を微塵も感じさせず、打球はバックスクリーン上部に直撃した。
ブルージェイズ今季注目の打者5人 岡本選手の評価は?
野球で打線の「アイデンティティー」を築くのは簡単ではない。時間がかかり、自然と定着するものだ。しかし、2025年のブルージェイズは、打線の「アイデンティティー」を確立した。 ここ数年で初めて、数試合を見ただけで「ブルージェイズはどんなチームなのか」「どのように得点を奪い、それがなぜ機能しているのか」がはっきりと分かるチームになった。その礎を築いたのが打撃コーチのデービッド・ポプキンスだ。アシスタントのルー・イアノッティ、そして退団したハンター・メンスに代わって加わったコディ・アトキンソンも重要な役割を担っている。 ポプキンス打撃コーチにチームの中核を担う5人の打者について質問した。
“相棒”ゲレーロJr.と岡本和真 練習もいたずらも、二人はいつも一緒
20日(日本時間21日)の練習中、ブラディミール・ゲレーロJr.の隣には常に岡本和真がいた。あっという間に二人は”相棒”になったようだ。 ゲレーロJr.はさまざまな顔を見せる。ジョージ・スプリンガーのやんちゃな弟分であり、クラブハウスの番長であり、そして球団の象徴でもある。この日の朝、ブルージェイズの施設では、まるで兄貴分のように、新加入選手にやり方を教えるリーダーとしての姿を見せていた。
岡本とブルージェイズ、オープン戦で打球速度、守備位置の深さにも適応
数カ月の間、ブルージェイズが頼れるのは岡本和真(29)の映像だけだった。今、打撃練習やゴロ捕球を1週間見た後、ついに実戦の姿を初めて目にすることになる。 21日(日本時間22日午前3時7分)に本拠地でオープン戦の開幕を迎える際、岡本は三塁手として出場する見込みだ。状況が変わらず、天候の妨げがない限り、岡本はキャンプ序盤の以下の試合に出場する予定だ。
- 21日(同月22日午前3時7分)フィリーズ戦
- 23日(同24日午前3時7分)メッツ戦
- 25日(同26日午前3時5分)タイガース戦(ビジター)
- 26日(同27日午前3時7分)マーリンズ戦 岡本は、ブラディミール・ゲレーロJr.(26)らのチームメートよりも約1日早く、ワールドベースボールクラシック(以下、WBC)に向けて出発する予定だ。侍ジャパンは3月6日、東京ドームでチャイニーズ・タイペイとのWBC開幕戦を迎える予定だ。
岡本和真、憧れのステージへ第一歩 最新施設に興奮隠せず
この日の朝、ブルージェイズの施設にはスーパースターがいるような空気が漂っていた。姿が見えなくても、岡本和真がどこにいるのかはすぐに分かる。 岡本が移動するたびに、常に人の流れができる。10人ほどの日本人記者やカメラマンが、その一挙手一投足を追いかけた。まず向かったのはブルージェイズの打撃ケージ。日差しを遮る屋根と何重にも張り巡らされたフェンスが、どこか神秘的な雰囲気を作り出していた。
ブルージェイズとアストロズがトレード:外野手サンチェスがブルージェイズへ
13日(日本時間14日)、ブルージェイズは外野手ジョーイ・ロパーフィードを放出し、アストロズから外野手ヘスス・サンチェスを獲得。サンチェスがロパーフィードが居場所を探していたのと同じ、混み合った外野に配置されることを考えれば、これはプレースタイル上の選択と言えるかもしれない。しかし、これはブルージェイズにとって大きなプラス材料でもある。たとえ1対1のトレードであっても、ブルージェイズは賭けに出る代償を支払っている。 トレード詳細 ブルージェイズ獲得: 外野手ヘスス・サンチェス アストロズ獲得: 外野手ジョーイ・ロパーフィード 28歳のサンチェスは2026年に680万ドル(約10億円)の年俸を受け取る予定で、その後1年間の調停期間が残っている。ブルージェイズはここで高額の契約金を受け取る一方で、ある程度の柔軟性を犠牲にしている。ロパーフィードにはマイナーオプション(ウエーバーを経由せずに選手をマイナーに降格させられる権利)が残っており、昨季と同様に、貴重なデプス(選手層)として3Aとメジャーを行き来できたからだ。ブルージェイズは明らかに何かに賭けており、それが何なのかは容易に分かる。 「彼のパワーは本物だ。彼は誰にも負けないほど力強い打球を打つ。まさにチームにぴったりだ」と、ロス・アトキンスGMはサンチェス獲得を歓迎した。
新シーズン到来、ブルージェイズに突きつけられる“新たな問い”
毎年この時期になると、クローゼットからスーツケースを取り出し、天気アプリの行き先をフロリダ州ダニーデンに設定し直す。そんな小さな変化とともに、新しい野球シーズンの到来を実感する。オフシーズンは終わりを告げ、補強が完全に出そろっていなくても、視線は自然とチームそのもの、そしてこれから待ち受ける課題へと向かっていく。 ブルージェイズにとって昨季は夢のような一年だった。キャンプ時にはさほど大きな期待は寄せられていなかったが、ワールドシリーズ進出という快進撃でカナダ全土に野球熱を呼び戻した。このキャンプに集まる注目度も、ここ数十年で例を見ないほどだろう。 とはいえ、その栄光はすでに過去のもの。新たなシーズンは、再び驚きと不安が入り混じる一年として幕を開ける。 2月11日のキャンプインでは、選手やコーチが”あの”ワールドシリーズをどう振り返るのかが話題になる。しかし、それも束の間。すぐに視線は2026年へと移り、新シーズンへの数々の疑問と向き合う時間が始まる。
タッカー争奪戦に敗れたブルージェイズ、次の焦点はビシェット
資金力に勝る球団が、さらに戦力を積み増した。今オフのFA市場最大の目玉、カイル・タッカーが、ドジャース入団を決めた。 報じられている4年総額2億4,000万ドル(約372億円)の契約は、ドジャースにとって今オフを象徴する大型補強のひとつだ。ブルージェイズも交渉の最後までタッカー獲得レースに加わっていたが、より一般的な長期契約を提示できる本命視される存在だった。
岡本、ブルージェイズの補強に完璧にフィット
7日(日本時間8日)、岡本和真(29)について一つ分かったことがあるとすれば、それは岡本には人を引き寄せる力があるということだ。 ブルージェイズの会見室はすし詰め状態。まるでブラディミール・ゲレーロJr.が再び契約延長を結んだかのような光景だった。カメラは部屋の後方にある定位置からあふれ出し、利用可能なスペースの隅々まで埋め尽くしていた。演台の前の席は10数人の日本人記者で埋まり、その数は地元のメディア関係者を上回っていた。