マックス・シャーザーはどんな場所でも静かに足を踏み入れるタイプではない。常に大きな音と唸り声、そして時には荒々しい言葉と共に登場する。
2日(日本時間3日)の朝、ジョン・シュナイダー監督、投手コーチのピート・ウォーカー、そして他の投手陣が見守る中、シャーザーはブルージェイズの一員としてブルペン投球を行った。近いうちに1年契約が正式発表される見込みで、すでに層の厚いローテーションにさらなる注目を加える存在だ。
「おじいちゃん(と再会できてよかったよ。戻ってきてくれてうれしい」とシュナイダー監督は笑顔で語った。
シュナイダーはこれまで何度も、シャーザーを「これまで指揮した中で最も好きな選手の一人」と評してきた。ほぼ毎日のように監督室で長時間にわたるミーティングを行い、野球のあらゆる側面を徹底的に分析する。そして、その情熱はクラブハウスにも伝播する。
「雰囲気が6くらいでも、彼がいると一気に8や9になる。常に全開だからね。今朝はコーヒーを1杯多く飲んだよ」とシュナイダーは語る。
ブルペンではひたすら投げ続けた。途中で打者役を立たせ、より実戦に近い形を作りながら、自らボールとストライクをコール。相変わらずの熱量だ。
ブルージェイズがシャーザーを迎えた当初は、レギュラーシーズンまで調整をゆっくり進める可能性もあるとみられていた。しかし、初日からそのペースはすでに加速しているようだ。
「今日は投げたし、4日にも投げる。その後の状態を見て判断する。すでに打者相手にも投げている。次のブルペンの内容を見て、試合にも入れていく」とシュナイダー監督は語った。
ここまでのオープン戦を通して、既に投手陣の形は見えつつある。
エリック・ラウアーは、6日の試合でホセ・ベリオスに続いてブルペンから登板する見込みとなった。複数イニングを投げ、先発としての調整も継続していく予定だが、開幕はロングリリーフとして起用されることが濃厚だ。2025年に登板数が大きく増えたトレイ・イェサベージは慎重に起用される見込みで、イェサベージが2巡目まで投げ、その後ラウアーが1巡目を受け持ち、その後ブルペン陣が締めるといった継投も想定される。
右前腕の疲労で調整が遅れている、シェーン・ビーバーの調整状況も重要だ。ブルージェイズは近くマウンドに立てると楽観視しているものの、復帰時期は4月、あるいは5月以降へとずれ込む可能性がある。
シャーザーは早い段階から重要な戦力となる可能性が高く、開幕戦登板の可能性も十分にある。この日のブルペンでの登板はその第一歩に過ぎないが、独特で強烈な存在感とともに、“マッド・マックス”が帰ってきた。
