ボー・ビシェット、クオリファイングオファー拒否 争奪戦は必至

November 20th, 2025

今オフ注目のボー・ビシェットが、ブルージェイズから提示された1年 2202万5000ドル(約34億円) のクオリファイングオファーを拒否した。ビシェットは復活のシーズンに加え、ワールドシリーズ(WS)第7戦で大谷翔平から放った3ランで評価をさらに上げ、27歳でFA市場に挑むことになる。

他球団と契約すればブルージェイズはドラフト補償を得られるものの、ビシェット級の選手を失う痛みが軽くなるわけではない。今オフの最優先事項であることに変わりはない。

ビシェットはこれまでも、親友ブラディミール・ゲレーロJr.と共にトロントで優勝を目指したいと強調してきた。もちろん最終的には「お金がモノを言う」世界だが、10年以上続くビシェットと球団の関係は、球団側にとって大きなプラス材料だ。

「ずっとここでプレーしたいと思ってきた」とビシェットはWS敗戦後にも改めて語っている。

球団側は多くを口にしないが、ビシェットに戻ってきてほしいのは明白だ。

WS第7戦では延長11回での敗戦のせいで、ビシェットのあの本塁打が『球団史に残る瞬間』として語られていないことが驚きだ。左膝のケガで7週間離脱しながら復帰し、新しいポジション(二塁)にも挑戦した上での一発だったにもかかわらず、その輝きが敗戦にかき消されてしまった。

GM会議でロス・アトキンスGMは「ビシェットは本当に素晴らしい選手だ」と語り、ここ数年のチーム成功における貢献の大きさを強調。「市場で非常に魅力的な存在になるだろうし、われわれももちろん獲得レースに加わる」と話した。

ブルージェイズが高く評価している選手だけに、他球団からの注目も大きい。

FA市場での最大のポイントはポジションだ。

ブルージェイズはショートを守らせる意向だが、他球団は二塁や三塁での起用を想定する可能性がある。守備や走塁が武器とは言えなくなってきている一方、打撃は依然として一級品で、どんなチームでも中軸に据えられる内野手だ。

こうした要素が評価を分け、市場の動きが長期化する可能性もある。ただ、それでもビシェットは今オフのFA市場でトップクラスの選手であることに変わりない。QOは最初から論点ではなく、ビシェットは残留を望み、ブルージェイズも条件が合えば引き留めたいと考えている。