ブルージェイズ投手陣はブレーブス戦で9イニングでの球団史上最多の19三振を記録した。1998年8月25日のロイヤルズ戦でロジャー・クレメンスが完投した際に記録した18三振を上回り、5投手がクレメンスに続き、新たな歴史に名を刻んだ。
まずは36歳の先発右腕バシットが1回を3者連続空振り三振で3つの三振を奪った。ベンチで見守るシュナイダー監督が不安になるほどの好投だった。
「(不安になった)理由は聞かないで(笑)。バシットは力強い投球をしていたし、ガルシア、ホフマン、ブルペンも皆すばらしかった」と指揮官は笑いながら振り返る。
総三振数(括弧内は対戦した打者数)
クリス・バシット: 10(打者20人)
ブレンドン・リトル:3(打者4人)
ニック・サンドリン:1(打者3人)
イミ・ガルシア: 4(打者4人)
ジェフ・ホフマン: 1(打者4人)
バシットは5イニング無失点に抑え、10三振をマーク。シュナイダー監督はバシットを6回まで登板させようとしたが、首に痛みを抱えていたため5回で降板。その後、シュナイダー監督の采配が光り、リリーフ投手全員が期待通りの投球を見せた。
「うちのブルペンは誰が行っても抑えられる」というバシットの言葉通り、ホフマンもホワイトを三振に打ち取り、マウンドに上がった5投手全員で記録を塗り替えた。
「オフシーズンに蒔いた種を刈り取っているところだ。フロントオフィスと話し合い、変更したい点を分析的に改善してきた。フロントオフィスはチーム作りやオフシーズンの選手獲得はもちろん、我々の意見に耳を傾けて、積極的に話し合ってくれたこと感謝している。全員が全てがうまくいっていると感じている。今日はその成果が出ただけさ」
クラブハウスは彼らの聖域であり、バシットも選手たちも秘密を、そしてその詳細を漏らすことはない。だが球団内部で何かが明らかに変化し、関係者全員がより親密になり、信頼し合える関係になっている。
ブルージェイズは攻撃面でベストとはほど遠いにも関わらず、11勝8敗と勝ち越していることからもオフの投手陣の補強効果は明確だ。
「自分たちが最高で最強のチームと心から思ってスタジアムに来るのは最高だ」とバシットは話す。
強固な投手陣は30年近く破られなかった記録を破り、最強チームとしてシーズンを戦っていく。
