【レッドソックス1−2ブルージェイズ】カナダ・トロント/ロジャースセンター、8月10日(日本時間11日)
「得点は認められたのか?」
「アウトカウントはいくつだった?」
「いったい何が起きた?」
七回表終了後の約15分間、両軍のベンチでは混乱が続いた。立場によってプレーの認識も異なっていた。
混乱を招いた一連のプレーを順番に振り返る。
最初のプレー: 無死一、二塁で、ニック・ソガード内野手(28)が一塁へ低く鋭いライナーを放った。ウラジーミル・ゲレーロJr.内野手(27)の手前で打球が地面に落ち、ゲレーロJr.は二塁へ送球して1アウトを奪った。ソガードは一塁に残り、アンソニー・シーグラー内野手(27)は三塁へ進んだ。レッドソックスは0―2とリードされ、反撃を狙っていた。
混乱: 球場のスコアボードには「2アウト」と表示され、メディア向けの場内アナウンスでもダブルプレーと伝えられた。
最後のプレー: セダン・ラファエラ外野手(25)が中飛に倒れた。しかし、これが2アウト目なのか3アウト目なのか、両軍の選手にも混乱があったようだ。ブレット・ベイトマン外野手(24)が捕球後にボールを内野へ返し、最終的に一塁へ送られると、ゲレーロJr.が一塁ベースを踏んだ。
どうにも、何かがおかしかった。
ここから審判団と両監督による協議が始まり、選手も加わった。ブルージェイズのマックス・シャーザー投手(42)もベンチから積極的に意見を伝えた。
混乱の焦点は、三塁走者の生還が得点として認められるかどうかだった。選手によってアウトカウントの認識も異なっていたため、状況はさらに複雑になった。
審判団のクリス・グッチョーネ責任審判は場内に説明した。
「今回のプレーはタイムプレーになる。一塁で第3アウトが成立した際、一塁走者はタッチアップしていなかった。三塁走者もタッチアップしていなかったが、一塁で第3アウトが成立する前に本塁を通過していた。そのため、(MLB本部のある)ニューヨークにルールを確認する」
ニューヨークのリプレー検証担当者に確認後、審判団は再び両監督と協議。グッチョーネ責任審判が場内とテレビ中継に最終判断を伝えた。
「ニューヨークに確認し、すべて整理できた。得点は認められる。これでイニング終了。ブルージェイズ2点、ボストン1点だ」
最終的にこの判定が勝敗を変えることはなかった。ブルージェイズが2―1で勝利し、3連戦初戦を制した。
