エンゼルスをスイープで3年ぶり8連勝

「攻めの投球」先発ガウスマンは9三振

July 6th, 2025

ブルージェイズ3-2エンゼルス】トロント/ロジャーズ・センター、7月6日(日本時間7日)

3-2の勝利でエンゼルスをスイープし、2022年5月24日〜6月2日以来、約3年ぶりの8連勝としているブルージェイズ。勝率5割前後を行き来していた今季序盤は1点差のゲームが多く、ジョン・シュナイダー監督も「われわれはエンタメ業界の一員だ」と冗談を飛ばしていたが、今、その『商売』は大繁盛している。

「本拠地で全勝、カナダデーもあって、毎試合ヒーローが違う。最高だったよ。昨日も言ったけど、4連勝でのスイープの後は気が緩みやすい。でも今回は3試合連続の1点差ゲームを、違う方法で、違う選手たちがものにした。本当に素晴らしかった。簡単なことじゃないから、心から楽しみたいね」と指揮官は語る。

その言葉通り、このシリーズでは毎試合新しい発見があった。土曜日は右腕ラザロ・エストラーダがメジャーデビューを果たし、4回1失点の好リリーフ。日曜日は、2025年初出場となったジョーイ・ロパーフィードが復帰し、四回に適時打を放ってシュナイダー監督の起用に応えた。

「チームの雰囲気の良さを物語っている。昨年は選手が入れ替わり立ち替わりで、『自分たちは何者なのか? 何を目指すのか?』と手探りだった。でも今はエストラーダ、パクストン・シュルツやライアン・バーがいて、クラブハウスの基盤がしっかりしている」

ロパーフィードも監督の言葉に同意した。トレード期限後に主力を放出した昨年の終盤戦も経験しているからこそ、その時との違いを実感している。

「いい意味でリラックスしていて、前向きな雰囲気がある。だらけているとか集中してないわけじゃない。自信とちょっとした余裕から生まれる楽しさがある。ロッカールームに一歩入っただけで、それを感じられるよ」

ブルージェイズの連勝を支えるのは、悪い流れをすぐに断ち切ることのできる修正力だ。序盤に先制を許しても、終盤に追いつかれてもすぐに反撃し、隙を許さない。この日も、ボー・ビシェットは失策を犯した直後の四回の打席で本塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。

先発のケビン・ゴーズマンは、対ヤンキースの前回登板(5回2失点4四球)から修正し、この日は5回2/3、2失点。一見そこまで変わらないようにも思えるが、三振数が3個から9個へ増えており、三振を奪いに行く本来の姿を取り戻した。

「スイープがかかっていたから、攻めの投球を意識していた。序盤からリズムを作りたかったし、久しぶりにそれができたと思う」と本人は振り返る。

約10年ぶりにア・リーグ東地区で首位に立つブルージェイズは、その立場だからこそ浴びるスポットライトを恐れるどころか、その立場を楽しんでいる。後半の主役候補は、今MLB屈指の『魅せる』チームの一つだ。