ワールドシリーズ最初の”疑惑の判定”が生まれた。
ドジャースタジアムで行われている第3戦の二回、無死一塁で迎えたドールトン・バーショの打席。カウント3-1から、ドジャース先発タイラー・グラスナウの投じた球は高めに浮き、バーショはボール球だと判断した。
しかし、球審のマーク・ウェグナーはストライクの判定。バーショはそれに気づかずバットを放り投げ一塁へ進み始めた。またそれをみた一塁走者のボー・ビシェットも二塁へ進み始めていた。グラスナウはすかさず一塁へ送球し、ビシェットはタッチアウト。バーショはその後、四球を選んだものの、ブルージェイズはこの回、2安打、1四球をとしながらも無得点に終わった。
「(ビシェットは)ボールだと思ったんだろう」とブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は試合中のインタビューで語った。
「走者としては当然、バッターがバットを放り投げるのを見れば、審判がボールと判定したと考える。奇妙なプレーだったね。これが後々、響かないことを願うが、こういう場面ではできるだけ選手自身の判断で動けるようにしたい」
ブルージェイズにとっては痛手だった。本来なら得点のチャンスを広げ、グラスナウの球数(2回までで26球)をさらに増やすこともできた場面。ドジャース唯一の弱点はリリーフ投手陣でブルージェイズは、先発投手を早めにマウンドから引きずり下ろすことで攻略を狙っている。
「マーク(・ウェグナー)は素晴らしい審判で、長年やっているベテランだ。ただ、今回は非常に遅いコールだった。彼は何も言わなかったから、バーショーもボールだと思ったし、ボー(ビシェット)もそう思った。だから私は頼んだ。『この大舞台では、もう少し早く、もう少し分かりやすくコールできないか』とね」とシュナイダーは話した。
ビシェットは、左膝の捻挫を抱えながらの出場だが、3-1からのシンカーをセンターに返し、状態の良さを示している。普段は遊撃を守るスター選手は、このシリーズでは二塁での出場を続けている。
