ブルワーズはチームを大きく変えられる選手の獲得を引き続き模索しながらも、選手層を厚くするためのトレードを成立させた。
ブルワーズは外野手ブレイク・パーキンスと救援右腕クレイグ・ヨーホを放出し、捕手ボー・ネイラーと救援右腕コディ・ホイヤーをガーディアンズから獲得した。ネイラーとホイヤーはいずれも3Aナッシュビルに配属された。
「ネイラーには以前から関心を持っていた。この時期は、不測の事態に備えておく必要がある」と、ブルワーズのマット・アーノルド編成本部長は話した。昨年のトレード期限にも、ベテラン捕手ダニー・ジャンセンを獲得して捕手陣の層を厚くしている。「今回のトレードで選手層がさらに厚くなった。特にこの時期には、非常に重要なことだと思う」
トレード詳細
ブルワーズ獲得選手:捕手ボー・ネイラー、右腕コディ・ホイヤー
ガーディアンズ獲得選手:外野手ブレイク・パーキンス、右腕クレイグ・ヨーホ
特に現在は、球団トップクラスの捕手有望株であるジェファーソン・クエロ(MLBパイプラインの球団プロスペクト・ランキング12位)が肩を痛め、6月26日(日本時間27日)以降はDHでの出場に限られている。クエロは2024年初めに右肩の大手術を受けて以降、度重なるケガに苦しんでおり、最大の持ち味である高い送球能力も、まだ完全には取り戻せていない。
「捕手を獲得するのは非常に難しい。ネイラーは強いチームでプレーし、メジャーでも確かな実績を残している。良い素質を備え、まだ若い。われわれに非常に合った選手だ」とアーノルド編成本部長は語った。
パーキンスは両打ちの外野手で、かつてゴールドグラブ賞の最終候補にも選ばれたが、ここ2シーズンは限られた出場機会の中で打撃面に苦しんでいた。外野ではブランドン・ロックリッジが、1日(同2日)のエンゼルス戦に合わせて60日間の負傷者リストから復帰する見込みだったため、パーキンスを放出できる状況となっていた。
一方、ヨーホはマイナーを駆け上がり、MLBパイプラインの球団プロスペクトランキングでトップ30入りしたが、代名詞のチェンジアップで、球団が期待したほど空振りを奪えていなかった。カイル・ハリソンの負傷者リストからの復帰が迫り、その後には救援左腕ジャレッド・ケーニグが戻る可能性もあるため、ロースターから外れることが予想されていた。ブルワーズはケーニグの状態を立て直すため、2週間前にアリゾナの球団施設へ送っている。
関係者によると、ブルワーズは当面の対応として、1日に救援右腕ギャレット・スターリングスを昇格させる見込みだ。スターリングスは数日前にマイナーへ降格したばかりだが、トレードされた選手の代わりに登録する場合は、規定によりすぐに再昇格できる。
そこでブルワーズは、余剰戦力となったパーキンスとヨーホを活用して、以前から評価していた選手を獲得する道を選んだ。ネイラーは26歳で、マイナー・オプションが残っている上、まだ年俸調停権も取得していないため、今後も長期間にわたって球団が保有できる。オールスター捕手ウィリアム・コントレラスが少しずつFAに近づく中、将来的にも重要な補強となる可能性がある。
ネイラーは2018年のドラフト1巡目でガーディアンズに指名され、過去5シーズンはいずれもメジャーでプレー。2024年と2025年には、それぞれ100試合以上で先発マスクをかぶった。しかし、メジャー通算の打撃成績は打率.199、出塁率.279、長打率.372にとどまり、ガーディアンズがジャイアンツから捕手パトリック・ベイリーを獲得した後、今年5月にマイナーへ降格していた。
ホイヤーは2020年以降、メジャー5球団で登板し、今季はガーディアンズで8試合に登板している。今季の大半は3Aコロンバスで過ごし、26試合で防御率3.46、6セーブを記録。今季開幕時点でメジャー在籍期間は4年を超えており、シーズン終了後に年俸調停権を取得する。
これで、2023年のドラフト8巡目指名を受けた26歳のヨーホは、ミルウォーキーを離れることとなった。まるでアニメのように打者の手元で失速するチェンジアップは、元ブルワーズの守護神デビン・ウィリアムズの魔球にも例えられていた。今季はブルワーズで15試合に登板して防御率3.15を記録したが、メジャーとマイナーを3度行き来。より重要な場面を任されるために必要な、安定した制球力を示すことができなかった。
「球威もよく、素晴らしい才能と優れたチェンジアップを持っている。その力を垣間見せていたが、われわれのチームで重要な場面を任せるために必要な安定感を、常に示せたわけではなかった。本当に素晴らしい青年だ。これからも彼を応援している」とアーノルド編成本部長は語った。
31日の夜にこのトレードをまとめたアーノルド編成本部長らは、翌1日には再び大物選手の獲得に向けて動き始めた。
「多方面に働きかけている、と言っておこう。話は動いていると思うが、どうなるかは分からない。今後48時間でチームを強化するため、できる限りのことをしている」とアーノルド編成本部長は話した。
