ウッドラフ、9三振の快投で復活&ポストシーズンへ弾み

September 18th, 2025

ブルワーズ9-2エンゼルス】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、9月17日(日本時間18日)

エース、ブランドン・ウッドラフ(32)が完全復活を印象づけた。

肩の手術からの長期離脱を経て、新たな武器を手に入れた右腕は、エンゼルス3連戦の2戦目で5回2安打1失点、9三振の力投。復帰後の手応えを感じさせる内容となった。

パット・マーフィー監督が「気迫のこもったストレート」と呼ぶ速球主体のスタイルから一転、この日は69球中31球がカットボールで、16スイングのうち、8つの空振りを奪った。

直球の最速は94.4マイル(約152キロ)、平均92.1マイル(約148キロ)とシーズン平均を下回ったが、ベテランらしい投球術でエンゼルス打線を封じ込めた。テイラー・ウォードに許したソロ本塁打が唯一の失点だった。

打線は二回、1死一・二塁でジェイク・バウアーズの打球が相手先発ホセ・ソリアーノに直撃し、そのまま降板。急遽マウンドに上がった2番手コナー・ブログドンからサル・フリーリックの3ランなどで一挙5点を奪い、主導権を握った。さらに八回、3四球で満塁にすると、ブレイク・パーキンスの走者一掃タイムリー三塁打でダメ押しの得点を加え、地区2位カブスとの5ゲーム差を維持した。

ウッドラフは2023年9月、ポストシーズン直前に負傷離脱し、今年のオールスター前に復帰。ここまで12試合で防御率3.20を記録し、再び10月のマウンドに立つ準備が整いつつある。

現在の先発ローテーションはフレディ・ペラルタ、ウッドラフ、そして若手のクイン・プリースターの順。地区シリーズ(5戦制)が視野に入る中、ウッドラフは大舞台で再び勝負を託される存在となりそうだ。