ブレーブス、ウォルト・ワイスが新監督に就任

November 3rd, 2025

ウォルト・ワイスは過去8年間、ブライアン・スニッカー監督の最側近としてチームを支えてきた。そして今、そのワイスがアトランタで采配を振るう立場となる。

ブレーブスは3日、ワイスが新監督に就任したと発表した。恩師のボビー・コックスが2010年に退任して以降、4人目の監督となる。

スニッカーが退任するとの見通しがあったため、今季を通じて2026年にブレーブスの監督を務める人物について多くの憶測が飛び交った。夏場にはマーク・デローサとデービッド・ロスの名前が候補として取り沙汰されたが、球団はどちらにも強い関心を示さなかった。直近数週間は、ドジャースのベンチコーチ、ダニー・レーマンが最有力と見られていた。

しかし、最終的に2018年からチームのベンチコーチを務めてきたウォルト・ワイスに決定。内部昇格となった。この判断により、1985年にアトランタのGMに就任し、1990年に監督へ転じて球団を立て直したボビー・コックスとのつながりが保たれることになった。

コックスは2010年に引退するまでアトランタの監督を務め、その後任はフレディ・ゴンザレスが担い、2016年シーズンの開幕から6週間後にブライアン・スニッカーへと引き継がれた。スニッカーは今季終了時点では続投の可能性も考えていたが、最終的に特別補佐への転身を選んだ。

ゴンザレスとスニッカーはアトランタでコックスの下で指導者として働いた経歴を持つ一方、ワイスは1998〜2000年にかけてコックスのもとで遊撃手としてプレーしている。

つまり、コックスの影響は今後もアトランタで色濃く残るということだ。

ワイスはロッキーズに継続的な成功をもたらすという難題に取り組んだ人物の一人でもある。2013〜2016年にコロラドの監督を務め、その間の勝率は.437。これがプロレベルでの唯一の監督経験となっている。