エンゼルスはまた1人、実績のある投手をブルペンに加えることに成功したようだ。5日(日本時間6日)、MassLive.comのクリス・コティーロ記者の報道によると、エンゼルスはベテラン左腕のブレント・スーターとメジャー契約(1年契約)を結ぶことで合意に至ったという。
身体検査の結果待ちのため、エンゼルスからの正式発表はまだ行われていない。なお、エンゼルスはロースターの40人枠がフルに埋まっているため、スーター獲得を正式発表する際にはロースターを1枠空ける必要がある。
36歳のスーターは昨季レッズで48試合(うち3先発)に登板して67回2/3を投げ、防御率4.52、53三振、18四球を記録。10年間のメジャー生活の中ではブルワーズ、ロッキーズ、レッズの3チームを渡り歩き、通算防御率3.57をマークしている。
エンゼルスは今オフ、リリーフ左腕の補強を必要としており、新加入のリリーフ左腕はドリュー・ポメランツに続いて2人目。ほかにはクローザー経験のある2人の右腕(カービー・イェーツ、ジョーダン・ロマノ)と1年契約を結び、ヤンキースとのトレードで左腕ジェイビエン・サンドリッジ、ウエーバーでもヤンキースから右腕ケイレブ・オートを獲得している。
昨季から引き続きチームに在籍している投手の中では、ロバート・スティーブンソンとベン・ジョイスが有力なブルペン候補だが、ケガの影響により、昨季は2人合計でわずか14回1/3しか投げていない。スティーブンソンはトミー・ジョン手術から復帰後、右肘の炎症でシーズンを終えたが、スプリングトレーニングに向けて健康を取り戻している。ジョイスは昨年5月に右肩の手術を受けたため、今季の開幕には間に合わない見込みだ。
スーターは軟投派の左腕で、昨季の速球の平均球速は87.9マイル(約141キロ)だった。しかし、ハードヒットを防ぐ投球に長けており、昨季の平均打球速度は85.8マイル(約138キロ)。これはメジャーの上位1%に位置する好成績である。四球も少なく、昨季四球の多さに苦しんだエンゼルスのブルペンにとって、貴重な戦力となりそうだ。
元先発投手であるスーターは、複数イニングを投げる能力も持ち合わせており、昨季は3度の先発登板で合計8イニングを投げて2失点に抑えた。打者の左右別の成績は、対左打者が打率.243、4本塁打、OPS.669、対右打者が打率.266、7本塁打、OPS.773だった。ただし、キャリア通算で見ると、左右別の成績に大きな差はなく、対左打者がOPS.701、対右打者はOPS.707となっている。
