12日(日本時間13日)、レイズはブレーブスとのトレードで、不足していた2つのポジションのデプス(選手層)を改善させた。ユーティリティ内野手ブレット・ワイズリーと左腕ケン・ウォルディチャックをブレーブスから獲得し、対価として金銭もしくは後日、指名選手がブレーブスへ移籍する。メジャー40人枠の空きを確保するため、レイズは右腕オズバルド・ビドーと内野手の鄭宗哲(チェン・ツンチー)をDFA(40人枠から外す措置)した。
トレード詳細
レイズ獲得: 内野手ブレット・ワイズリー、左腕ケン・ウォルディチャック
ブレーブス獲得: 後日、指名選手または金銭
26歳のワイズリーは2019年ドラフトで、ガルフコースト州立大から15巡目でレイズに入団。2AでMVPを獲得するなどマイナーで好成績を残し、2022年11月にトリスタン・ピータースとの有望株同士のトレードでジャイアンツへ移籍した。
2023年にジャイアンツでデビューを飾り、その後3シーズンにわたってMLBと3Aを往復して過ごした後、9月にブレーブスへ移籍。ブレーブスは先週、右腕ジョージ・ソリアーノの獲得に伴い、ワイズリーをDFAしていた。
ワイズリーはMLBで3シーズン、通算168試合で打率.214、出塁率.265、長打率.319、総合指標bWARでは0.6を記録。しかし、セカンド(107試合)、ショート(39試合)、サード(7試合)、ファースト(1試合)、センター(19試合)、レフト(1試合)と多くのポジションを守り、汎用性をアピールした。
ワイズリーのユーティリティー性は強みとなるだろう。1カ月後にスプリングトレーニングが控え、レイズは二塁に穴を抱えていた。そして、テイラー・ウォールズと超有望株カーソン・ウィリアムズの両方を開幕ロースター(出場選手登録)に入れない限り、レイズはショートの控えもいない。
DFAとなったチェンも、仮にウエーバーをクリア(ウエーバーで獲得する球団が現れず)球団に残留した場合、内野の控えを争う候補となる。チェンは先週パイレーツからウエーバーで獲得したばかりで、ワイズリーと異なり、マイナーリーグオプションを残している。
一方、28歳のウォルディチャックは、かつてMLBパイプラインのトップ100プロスペクトにも名を連ねていた有望株だった。今オフ初めにアスレチックスからDFAされると、ウエーバーで移籍したブレーブスでも救援右腕タイラー・キンリーとの再契約に伴ってDFA。ウォルディチャックは2022-23年にアスレチックスで先発投手としてプレーし、2024年にトミー・ジョン手術を受けたばかりで、昨季6月にようやく復帰した。
復帰後の成績は、ウォルディチャックの実力の衰えを示している。マイナーでは17登板(16先発、54イニング)で防御率8.17、WHIP1.96、68三振に対して42四球と不振に苦しんだ。
ただ、ウォルディチャックはマイナーリーグオプションを残しており、仮に40人枠に留まれれば、レイズは3Aに自由に降格させられる。ウォルディチャックの獲得は、シェーン・マクラナハン、ドリュー・ラスムッセン、ライアン・ペピオ、スティーブン・マッツ、そしてジョー・ボイル、イアン・シーモア、ヨエンドリス・ゴメス、ジェシー・ショルテンズら若手が多いレイズの先発層を厚くするだろう。また、レイズのブルペン陣にはギャレット・クレビンジャー、ジョー・ロックしか左腕がおらず、ウォルディチャックをリリーフ起用することも可能だ。
