合計29得点・延長12回の”超”乱打戦!ラスベガスシリーズはド派手な開幕

June 9th, 2026

ブルワーズ15-14アスレチックス】ラスベガス/ラスベガスボールパーク、6月8日(日本時間6月9日)

史上稀に見る乱打戦が生まれた。会場はラスベガス。世界でも有数の歓楽街に相応しい、”ド派手”な試合になった。両軍合わせて、34安打、29得点、11本塁打。7人ずつの投手を送り出した総力戦だった。

過去25年の中で、15-14というスコアが生まれたのは一度だけ。奇しくもその試合もブルワーズのロードゲームで、2019年8月17日のナショナルズ戦だった。

試合のハイライトをあげ始めたらキリがないが、最大は三回と延長十回だろう。三回、ブルワーズがチューリオの2ランとボーンのソロ本塁打で3得点。しかし、その裏にアスレチックスは、この日ケガから復帰したマンシーのタイムリーで4-4と同点にし、さらにソダーストロムが3ラン、ゲロフがソロ本塁打で続き、6得点のビッグイニングとした。

しかし、7〜9回にブルワーズが5点を奪い、土壇場で試合は10−10の同点。そのまま延長戦へと突入した。

そして、延長10回。ブルワーズが犠牲フライと、コントレラスの3ランで4点を奪い勝利を決めたかに思えた。しかし、アスレチックスは延長10回2死から、怒涛の4得点でまたしても同点に。ランゲリアースのタイムリーで自動走者を還すと、カーツに2ラン、さらには代打ハイムにソロ本塁打が飛び出した。

しかし、最後はナ・リーグ中地区の王者が意地を見せた。延長12回に、トゥラングのゴロ(記録は野選)の間に1点を奪うと、最後はブルワーズ7人目の投手パトリックが、送りバントのあと、ランゲリアースを空振り三振、カーツを申告敬遠で避け、2死一、三塁となったが、マクニールを空振り三振に抑え、”超”乱打戦を制した。

この日は、アスレチックスが2028年から新本拠地とするラスベガスでのシリーズの初戦。普段は3Aで使われるスタジアムは、標高が比較的高く、気温が高く乾燥した気候のため、ボールが飛びやすいのが特徴だ。

それが現れていたのがアスレチックスの14点目となったハイムの劇的な同点ソロだ。打った瞬間、ブルワーズの実況アナウンサーは、「ライトへのフライが上がった」とコメント。捕手のコントレラスも、グラブを叩いて勝利を確信した。しかし、白球は伸びに伸び、ライトフェンスの際まで飛び、そのまま越えていった。