ベテラン捕手・ジャンセンをレイズからトレードで獲得

正捕手コントレラスは中指を骨折しながらの出場

July 29th, 2025

28日(日本時間29日)、ブルワーズはキャッチャーのダニー・ジャンセンをレイズからトレードで獲得したと発表。ブルワーズは105試合中87試合にスタメン出場している正捕手のウィリアム・コントレラスが中指を骨折しながらプレーを続けており、頼れる控え捕手を必要としていた。対価としてブルワーズのNo.24有望株である内野手ジャダー・アレイナモがレイズに移籍する。

トレード詳細
ブルワーズ獲得:
ダニー・ジャンセン、金銭
レイズ獲得: ジャダー・アレイナモ

現在30歳のジャンセンは、今季1年契約でレイズに加入。打率.204、OPS.703、11本塁打と打撃貢献は目立たないながら、ブロッキングをはじめ守備力の定評は高い。また、ブルワーズはジャンセンと共にレイズから金銭も受け取ると報じられている。

なお、ジャンセン加入に伴い、これまで控え捕手を務めてきたエリック・ハースがDFAされた。

「ハースはこの2年間、本当に素晴らしいチームメンバーだった。出場すれば常に勝利に貢献する、そんなクラブハウスのリーダーでもあった選手が去るのを見るのはいつだって辛い」とブルワーズのパット・マーフィー監督は語った。

対価として放出されたのは、21歳の内野手アレイナモ。今季はハイAで94試合に出場し、打率.297、OPS.818、11本塁打、15盗塁と好成績を残していた。

レイズは7月に入ってから7勝14敗と失速し、貯金はわずか1に減っていた。ただ、ジャンセンの放出は、必ずしもレイズがシーズンに白旗を上げて売り手に回ったことを意味していない。

レイズはジャンセンを放出する一方で、マーリンズからキャッチャーのニック・フォーテスを獲得するとの報道も出ている。今季限りでFAとなるジャンセンに対し、フォーテスは2028シーズンまで残り3年半の保有期間を残している。

チーム状況にかかわらず、柔軟な交渉を行うのがレイズの真骨頂。トレード期限を前にピート・フェアバンクスやブランドン・ラウといった主力を放出することもありえるかもしれない。