投手の負傷増加、ブルワーズはいかにして健康状態を分析しているのか

April 12th, 2026

「肘の靱帯捻挫」という診断名は投手にとって聞きたくない言葉だ。6日(日本時間7日)に15日間の負傷者リスト(IL)に入ったブルワーズのタフな左腕、ジャレッド・ケーニグ(32)には、より悪い事態もあり得た。

時としてこの診断は深刻な断裂、あるいはトミー・ジョン手術を意味することもある。しかし、ケーニグは休養によって回復する可能性がある。

「最高の結果だと思う」とケーニグは話した。「(検査に)行く前は、筋力は残っていたからそれほど心配はしていなかった。でも、どんなことでも不安はある。何が起こるか分からないからね。筋力が落ちていたわけでも、制球を失っていたわけでもなかった。ただ痛みが引かなかった」と負傷を振り返った。

ブルワーズはオープン戦に入る際、若手先発投手や登板過多の救援陣の健康状態について多くの時間を割いて考えてきた。球界全体で投手が驚くべきペースで負傷している明白な理由に加え、昨季のナ・リーグ中地区3連覇を達成する過程で負荷の高いイニングを消化したことに起因する。その後、カブスとの地区シリーズやドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでも3週間にわたって重圧のかかる試合を戦った。

現時点での結果は一様ではない。現在、ブルワーズの40人枠には4投手がILに入っている。ケーニグ、右投げ先発のクイン・プリスター(25)=右胸郭出口症候群、左投げ救援のロブ・ザストリズニー(34)=左肩の肉離れの後、リハビリ登板中に脇腹を肉離れ、そして右投げ救援のクレイグ・ヨホ(26)=右ふくらはぎの肉離れだ。

ブルワーズは他の兆候も注視している。10日(同11日)の不本意な結果に終わったナショナルズ戦の九回を含め、オールスター選出経験のある守護神トレバー・メギル(32)の直球の平均球速は、昨季の平均より1.8マイル(約2.9キロ)低下した。ハードヒット率(打球初速95マイル=153キロ以上の割合)も18%上昇している。アブナー・ウリーベ(25)の直球の平均球速も1.6マイル(約2.6キロ)低下している。

もちろん、まだシーズン序盤でサンプル数も少ない。ブルワーズは4月上旬に(気温の低い地域)ロイヤルズやレッドソックスへの遠征を終えたばかりで、球速が上がりやすい環境ではなかった。

「(昨季のシーズン延長の)影響について、チームでは長い時間をかけて議論してきました。オールスター休みの時期に投手陣をリセットできるような、十分な厚みを持たせるという考えを重視しています」とパット・マーフィー監督(67)は語った。「ドジャースを見れば、投手陣をリセットしているのが分かります。スモールマーケットの球団では難しいことですが、だからこそ負傷に対してあらゆる予防策を講じる必要がある」と負傷防止の必要性を説いた。

ブルワーズは、全投手の全投球を記録することから、バイオメカニクスや球の動きの変化を監視するテクノロジーの使用に至るまで、考えられるあらゆる予防策を講じてきたと信じている。食事を追跡し、必要に応じて調整の強度を調節する。対話を重ね、あらゆる要素を考慮しようと努めている。

「すべては投手陣の健康を維持するための試みですが、誰もそれを成し遂げられていません。考えてみてください。誰もできていません。医師たちはこの問題について、どれほど長く問われてきたことでしょうか」とマーフィー監督は語った。

「(負傷した選手を)治せることは分かっています。どうすれば(健康を維持できるのか)、そして(これまでの負傷防止対策の)どこが間違っているのかを教えてほしい」と切実に訴えた。

原因が特定できないこともある。ブルワーズに2024年シーズンの招待選手として加わり、救援陣の縁の下の力持ちとなったケーニグを例に挙げよう。過去3シーズンのレギュラーシーズンで130試合に登板して防御率2.62を記録し、ポストシーズンでもさらに7試合に登板した。

ケーニグのオフシーズンが短くなった理由は、2つあった。ブルワーズのポストシーズン進出とオールスター期間中に結婚した妻、サマンサとの新婚旅行だ。キャンプに合流した際は、非常に良い状態だと感じていた。

しかし、結果がついてこなかった。

「最初はうまく投げられず、周囲にパニックが広がった。良い状態に戻そうと無理をしすぎたことが、患部を刺激してしまったのかもしれない」とケーニグ。「スイーパーを投げようとしたことが影響したのか。誰にも分からない。非常に多くの要因がある。できる限り長く投げ続けられるよう最善を尽くしたが、翌日には投げられない状態になってしまった」と症状を明かした。