キャッシュマンGMがAロッドとジーターに反論「明らかに事実ではない」

ALDS敗戦後のコメントに言及

October 17th, 2025

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが16日(日本時間17日)、ニューヨークのラジオ局WFANに出演。10月8日(日本時間9日)のア・リーグ地区シリーズ(ALDS=5回戦制)第4戦でブルージェイズに敗れ、シーズンを終えた後のデレク・ジーターとアレックス・ロドリゲスの批判に反論した。

同日の『MLBポストゲームショー』で、ロドリゲス(Aロッド)は「ヤンキースの今のロースター(選手)構成は、自分が見てきた中で最悪の一つだ」と発言。続けてジーターは「(アーロン・ブーン)監督が試合中のすべての決断を下しているわけではないと確信している」と語った。ただし「内部事情を知っているわけではない」とも付け加えていた。

キャッシュマンGMはまず、ジーターの「監督が試合中のすべての決断を下しているわけではない」という指摘に反論した。長年にわたりヤンキースのGMを務めてきたキャッシュマンは、どの監督の時も、自身がスタメンや采配に直接関与したことは一度もないと断言した。

「明らかに事実ではない」とキャッシュマンGMはジーターの発言について語った。

「そして彼らは知らない。明らかに知らないんだ。彼(ジーター)がそう言ったのは知っているが、何を意図して言ったのかは分からない。内部事情は知らないと本人も言っていたが、それでもそう発言した。おそらく他に言うことがない時に人々が投げかける“決まり文句”のようなものだと思う」

「『裏で他の誰かが采配している』『データや分析が全て決めている』という都市伝説のような噂もよく出てくるが、いずれも事実ではない。最終的にはこう言いたい。ジョー・トーリ、ジョー・ジラルディ、アーロン・ブーンの誰に証言させてもいい。われわれ(フロントの人物)は一度もスタメンを決めたことはない。先発でもリリーフでも、誰を起用しろ、誰を投げさせろと指示したことはない」

「よく知らない人間が軽々しく言ってしまう、ただの残念なコメントだ」と批判を一刀両断した。

キャッシュマンは、ジーターの発言を聞いた直後に本人へ電話をかけ、その内容を本心で信じているのか確認したという。キャッシュマンによると、ジーターは「内部事情は知らない」という立場を繰り返しながらも「チームの不振に対してブーン監督が過剰に非難され過ぎている気がする」と語ったという。

キャッシュマンは改めてジーターに対し「誰が出場するかを決めるのは常に監督だけだ」と強調した。

「それが事実だ」とキャッシュマンは繰り返した。

そしてキャッシュマンは、ロドリゲスのロスター構成に関する発言にも言及した。

「まったく筋が通らない。なぜなら、われわれが敗退する48時間前まで、2人ともヤンキースを“ワールドシリーズ優勝候補”に挙げていたからだ」と述べた。

「Aロッドは素晴らしいキャリアを送り、1度のチャンピオンリングを手にした。デレク(ジーター)はさらに多くのタイトルを持っている。彼らが尊敬される存在であることは間違いない。しかし、だからといって、彼らの意見が常に正しいとは限らない」

ジーターとロドリゲスが2025年のヤンキースに対しての不満を公にしたのはこれが初めてではない。8月2日のマーリンズ戦の敗戦後、ジーターは「このチームはフィールド上でミスが多すぎる」と指摘し、ロドリゲスは「現在のヤンキースには“責任感”が欠けている」と批判していた。

翌日、ブーン監督は「”責任感”が欠けている」というロドリゲスの意見には同意できないとしつつも、「高い期待を背負って結果が出ていないチームを率いる以上、そのような言葉が出るのは当然だ」と理解を示した。

ALDS敗退により、ヤンキースのワールドシリーズ制覇からの空白は16シーズンに延びた。これは1913年に「ヤンキース」として再編されて以来、球団史上2番目に長いブランクである。最長は1979年から1995年までの17シーズンだ。