ストライクゾーンを支配、ハーパーの目標はボール球を振らないこと

March 3rd, 2026

先月、ブライス・ハーパー(33)が予想した通り、3日にアリゾナ州で行われた米国代表のジャイアンツとのオープン戦でアーロン・ジャッジ(33)がハーパーの後ろを打った。

ジャッジはワールドベースボールクラシック(WBC)の期間中もハーパーの後ろを打つ可能性があり、見るのが楽しみだ。開幕戦で誰がハーパーの後ろを打つかはまだ分かっていない。ハーパーが2番を打つ場合はカイル・シュワーバー(32)かもしれない。ハーパーが3番を打つ場合はアレク・ボーム(29)かもしれない。

しかし、誰が後ろを打とうとも、ハーパーは打席で自身の役割を果たす必要がある。

ハーパーは28日のブルージェイズとのオープン戦後、「できる限り冷静でいようとしている」と語った。

「キャンプ期間中ずっとそう努めてきた。ストライクゾーンの球を待ち、ストライクを振り、可能な時は四球を選ぶようにしている。出場した最初の4試合では、それがうまくできたと感じている。ただ落ち着こうとしている」

おさらいすると、昨季ハーパーがストライクゾーンの球を見送った割合はわずか43パーセントで、(打席で200球以上をみた)532人の選手の中で最少だった。しかし、チェースレート(ストライクゾーン外の球を振る割合)の35.6パーセントは、2022年(35.7パーセント)以来の高さだった。

キャンプとオープン戦でハーパーはボール球を振らないことに集中している。

「以前にもやったことがある」と語った。

非常に少ないサンプル数だが、ハーパーは米国代表に合流する前のオープン戦4試合で、打率.375(8打数3安打)、二塁打2本、本塁打1本、4打点、3四球、3三振を記録した。

ストライクゾーンの投球を見た割合は45.7パーセントで、通算の数値よりも3.6ポイント高かった。

しかし、ストライクゾーン外の球に手を出した割合はわずか23.5パーセントだった。

「ただこれをやり続けるだけだ」と語った。

ハーパーはスイングのいくつかの点に取り組んでいる。バットの傾きを最小限に抑えることで、テイクバックの動きを小さくしている。フィリーズのケビン・ロング打撃コーチも、スイング中に体が上ずらないよう、ハーパーの骨盤をより地面に押し付けるように意識させていると説明した。

ロング打撃コーチは「体が上に動いた途端、文字通りバットがストライクゾーンに入ってすぐに出てしまう」と語った。

「ここ数日間はその点を強調して、体の前でしっかりボールを捉えられるようになった。以前は引っ掛けたゴロになっていた球だ」

ハーパーがフィリーズのオープン戦でインプレーにした6球のうち4球は、打球速度94.8マイル(約152.6キロ)以上を記録している。5球目となる28日の本塁打の打球速度は、93.8マイル(約151キロ)だった。

ロング打撃コーチは「重要なのは自分自身を守ることだと伝えてきた」と語った。

「どうやって自分を守るか分かるか? 良い球を振ることだ。それが身を守る手段になる。打席に入り、打席を支配することが自分の身を守る手段だ。例えば、得点圏に走者がいる場面を考えてみよう。チェースレートは40パーセントだ。そのようなやり方では生き残れない。それを続ければ、成績は下がり続ける。自分で自分を打ち取っているようなものだ」

「(2018年に)ワシントン・ナショナルズで指導した時、『君はチェイスレート25パーセントの打者だった。(メジャー最多の130回)四球を選んでいた。つまり、君の中にその能力がある。持っているんだ。さあ、やろう』と伝えた」