2度のMVP受賞経験を持つブライス・ハーパーは、先週153キロの速球を右肘に受けて5試合を欠場したが、幸い大事には至らず復帰していた。
しかし現在、懸念されているのは右手首である。
今週、トロントでの3連戦に全試合出場したハーパーだったが、金曜日にPNCパークで行われたパイレーツ戦のシリーズ初戦では先発出場を見送られた。理由は肘ではなく手首の痛みである。
「右手首に少し痛みがある。しばらく前からずっと痛がっていたが、彼はそれに耐えてプレーしていた」とロブ・トムソン監督は語った。
監督によれば、「毎日状態を確認する必要がある」とのこと。ハーパーが試合前に手首の違和感がこれまでより強くなっているとトレーナーに訴えたという。なお、この手首の痛みは、前述の右肘への死球より前から続いていたものである。
復帰初戦となった火曜日の試合で本塁打を放ったが、その後の2試合では8打数無安打、5三振と結果を残せなかった。特に木曜日の試合では今季わずか2度目となる1試合3三振を喫していた。
「スイングに支障をきたしている。それ(右手首の痛み)がプレーに影響しているのであれば、一度休ませて状態を整える必要がある」とトムソン監督は語った。
手首を痛めた具体的なプレーについては、監督も詳細を把握していないという。また、肘の負傷をかばったことが手首の痛みに繋がった可能性についても不明である。試合前、ハーパー本人は取材に応じなかった。
なお、ハーパーが右手首の痛みを抱えたのは今回が初めてではない。昨年8月下旬から、手首と肘の両方に違和感があると明かし、右腕に黒の保護スリーブを着用していた。
昨年のコメントによれば、ハーパーは5月から手首に違和感を感じていたが、正確な原因や発症のタイミングは不明であり、「徐々に悪化していった」と説明していた。
「ずっと耐えながらプレーしてきた」と当時語っていたハーパー。フィリーズは今季は早めに対処し、昨年のような状況を避けたい考えである。
