【カブス4-3ブルワーズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、6月28日(日本時間29日)
延長10回、1点リードで1死満塁。カブスの左腕ジョーダン・ウィックは、5球目を投げるとそのまま体を捻って、打球の行方を追った。三塁手アレックス・ブレグマンがゴロを捕って二塁手ニコ・ホーナーへ送ると、ホーナーは、一塁手マイケル・ブッシュへ。併殺が完成し、カブス側ダグアウトは歓喜を爆発させた。
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投手陣に多くの離脱がありながらも、遠征を6勝1敗で締めくくった。この日は、ブルペンデーとなり、7人の投手がバトンを繋いだ。
「野球がどれだけチームスポーツなのかを示している。全員が必要なんだ。26人とも言えない、それ以上だ」とウィックスは語った。
打線は七回に1点を返し、1-1の同点に追いつくと、10回に得点を重ねた。マイケル・ブッシュが四球で押し出しを選ぶと、鈴木誠也が決勝の2点タイムリー。MLB通算100号本塁打まであと1本に迫っている四番が、大きな仕事を果たした。
左腕ライアン・ロリソンがオープナーとして最初の2イニングを投げた後、今週初めにフィリーズからウェーバーで獲得され、土曜日にアクティブロースターへ加わったベテラン右腕ブライス・ウィルソンが、カブスでのデビュー戦で4回1/3を無失点に抑え試合を作った。
「全員が際立っていた。ただ、ブライス・ウィルソンは信じられない働きをしてくれた。知っての通り非常に良い打線を相手に、13アウトを取って、1点も与えなかった」とカブスのクレイグ・カウンセル監督は称えた。
カブスにとって怒涛の1週間となっている。ちょうど1週間前、本拠地でのブルージェイズ戦が雨で延期となり、さらに翌日も敵地でのメッツ戦が雨で延期され、カウンセル監督は2度目の雨天中止に苛立っていることを明かしていた。
その後、延期明けの17日にはメッツとのダブルヘッダーを行い、3日間で4試合を消化。先発投手のエドワード・カブレラとベン・ブラウンが負傷者リスト(IL)入りし、延長戦も戦った。さらに、ブルワーズとの最初の2戦でリリーフのフィル・メイトンとホビー・ミルナーもIL入りしており、投手陣は満身創痍だ。
テコ入れのため、先発左腕デービッド・ピーターソンをトレードで獲得。そして、この日はブルペンデーでライバルとの一戦を乗り越えた。ウィルソンがヒーローになったのは、意外と言ってもいいだろう。
28歳の右腕はフィリーズでわずか1試合に登板しただけでDFAとなり、今季は3Aリーハイバレーで12試合に登板して防御率6.29だった。昨季はホワイトソックスで20試合に登板し、防御率6.65に終わっていた。
ただ、ウィルソンにはカウンセル監督とのつながりがある。2023年をともにブルワーズで過ごし、右腕は53試合で防御率2.58を記録していた。
「キャリアで一番良かった年は、2023年にカウンスと一緒だった時だった。素晴らしい監督だ。彼の下でプレーできて、彼が自分にある程度の信頼を持ってくれていると分かるだけでも大きい。数年は経っているけど、自分がどういう投手なのかを分かってくれていると思う」とウィルソンは語った。
あすからは本拠地に戻り、パドレスとの3連戦を迎える。
