HR競争&球宴出場のバクストンがサイクルヒット達成

自身のボブルヘッドデーでの快挙

July 12th, 2025

ツインズ12-4パイレーツ】ミネアポリス/ターゲット・フィールド、7月12日(日本時間13日)

2度目のオールスターに選出されたバイロン・バクストン(中堅手・31)。その好調ぶりを象徴するかのように、メジャーキャリア初のサイクルヒットを記録し、大勝の立役者となった。

しかもこの日は自身のセレブレーションである「バック・トラック」のポーズをしたボブルヘッド人形が配布され、試合開始の3時間以上前から列に並ぶファンの姿があった。自身とゆかりの深い日に、記念すべき記録達成となった。

「特別な一日だ。ボブルヘッドデーだとわかっていて、緊張していなかったと言えば嘘になる。やっぱり良いプレーを見せたいと思うものだよ。そんな日にこんなプレーができて、絶対に忘れない日になるね」とバクストンは語った。

バクストンは、1961年以降のツインズ史上で12人目のサイクルヒット達成者となり、2010年に開場したターゲット・フィールドでは初の快挙となった。

「これまで見た中でも、最も素晴らしい個人のパフォーマンスの一つだった」と監督のロッコ・バルデリは称えた。

六回終了時点で10-2と大量リードしていたことに加え、3日前に死球で手を痛めていたことから、バルデリ監督はバクストンを七回の本塁打前にベンチへ下げることも考えたという。しかし、コーチのジェイス・ティングラーとマット・ボルグシュルテが、記録がかかっていることを思い出させてくれた。

サイクルヒットには、バクストンらしい、技術・パワー・スピードの全てが詰まっていた。

先頭打者として快足を飛ばし、内野安打を記録すると、二回に三塁打を放ち、味方の内野安打で生還。三回には適時打となるツーベース、五回にはシングルヒットと安打を積み重ねた。

そして、待望の本塁打は七回。カウント0-2からのカーブを捉え、センター方向へ文句なしの21号ソロを放った。堂々たる一発でサイクルヒットを完成させ、今季初、キャリア2度目の1試合5安打となった。

バクストンは「本塁打を狙っていたわけではない」としながらも、サイクル達成の意識はあったと語った。

「とにかくヒットがほしくて、普段通りのアプローチを保ちたかった。欲が出て大振りすると、だいたいポップフライになるんだ。そして後で『あの球を逃した』ってなる。今回はそう言いたくなかった」

本塁打の後に交代したバクストンには、チームメートとホームのファンから大きな祝福が贈られた。

「ダグアウトの仲間たちのサポートは本当にすごいんだ。それが今日の大きな力になったと思う。『今日はやれるぞ、バック』ってみんなが言ってくれた。自分自身を信じるしかない時もあるけど、時にはチームメートの方が、僕よりも僕を信じてくれていると思う」

バクストンは、地元であるジョージア州のトゥルイスト・パークで行われるホームラン・ダービーに出場予定。死球で二回に退いた試合を含めた上で、直近5試合のうち、3試合でマルチヒットを記録し、素晴らしい前半戦を送っている。

「私が見てきた中でも屈指の前半戦の活躍だ。彼がギアを入れたら、本当にすごい。毎晩それを見せてくれていて、どんどん良くなっている」とバルデリ監督は語った。