カブス、有望株2位の投手を昇格させる

May 8th, 2025

カブスは、3Aアイオワからプロスペクトを昇格させる。

球団内2位のプロスペクト(有望株)でMLBパイプラインでは全体で46位にランクされているケード・ホートン(23)が5月9日から、ニューヨークで行われるメッツとのシリーズに参加する予定だと、関係者が明かした。球団からはこの件について正式発表はない。

今永昇太(31)が左太もも裏を痛め、4月16日に15日間の負傷者リストに入った。ローテーション通りなら、10日(日本時間11日)のメッツ戦に先発予定だった。

23歳のホートンは、2022年にカブスの1巡目(全体7位)で指名され、オクラホマ大学で1シーズンのみ二刀流選手として活躍。

マイナーリーグで急速に成長を遂げ、2023年からの36先発で8勝6敗、防御率2.79 、151回 2/3で190奪三振を記録している。

今シーズン、3Aでは6先発で2勝1敗、防御率1.24 、29回で33三振、WHIP(1イニングあたりに許した走者)は0.86と素晴らしい数字を記録。対戦相手に対する打率.129とし、すべての先発で失点は1点以下に抑えている。

ホートンの武器は、90マイル中盤(153キロ前後)の速球とカーブでチェンジアップの本格的な習得にも取り組んでる。特に80マイル中盤(128キロ前後)のスライダーが代名詞だ。このスライダーは昨シーズン、49%のチェース率(ストライクゾーン外をスイングさせる確率)と50%の空振り率を記録している。