【マーリンズ3-1ロイヤルズ】マイアミ/ローンデポ・パーク、7月19日(日本時間20日)
前半戦、マーリンズで話題になっていたのがカル・クワントリル(30)がなかなか試合を長いイニングまで投げきれないことだった。だが、後半戦初登板で名誉挽回。6回無失点と快投を見せ、チームの3-1の勝利、そしてシリーズ勝ち越しに貢献した。
「効果的に投げられた。攻めの姿勢で臨み、常に先手を取り、早い段階でリードも得た。(捕手の)リアム(ヒックス)とは息が合っていた。(自分が)あまり首を振らなかったことが、ルーキーながら、彼がどれだけいい仕事をしていたかを示している。6回まで投げられて本当にうれしい。今年ずっと言われてきたことだったし、自分自身にとっても課題だった。何度かいけそうな試合はあったけど、今回やり遂げられたことが大きい」と自身の投球を振り返った。
69球中46球がストライクという効率的な投球で、単打のみの2安打に抑え、無四球、3三振で、得点圏に一度も走者を置かない圧巻の内容。最後に対戦した10人を連続で打ち取り、18個のアウトのうち半分は3球以内で片付けるテンポの良い投球が光った。
バックも守備で助けた。初回に遊撃手のロペスが深い位置から体を捻ってワンバウンド送球すると、一塁のワガマンがこれを好捕。3回には、三塁手ポーリーの送球を再び巧みにキャッチし、その回の守備を締め括った。
「甘いコースには投げず、好守もあって波に乗ることができていた。カットボールとスプリットの使い方もよく、まさに素晴らしい登板だった」とクレイトン・マッカロー監督も称賛した。
今季、マイアミと1年契約を結んだベテラン右腕は、これまで18先発を記録しながらも、6回を完了した試合がなく、QS(クオリティ・スタート)もゼロだった。イニングが進むにつれて調子を落とす傾向にあり、実際、今季1〜3回は防御率3.33だが、4〜6回では防御率10.08と明らかに大きく崩れていた。
しかし、この日は六回開始時点で球数が59球にとどまっていた上に、相手が下位打線だったため、マッカロー監督はリリーフのフィリップスをブルペンで準備させながらも、クワントリルの続投を判断した。
この期待に見事に応え、3者凡退で六回を締めくくったクワントリル。連勝に大きく貢献し、スイープのかかる翌日の試合に弾みをつけた。
「多くの場合、勝負どころは六回になる。最初の打席でどう抑えたか、何を見せて何を残したか。そしてそれを2巡目でどのように生かすのか。今日はその点がうまくいって、1巡目に全てを見せずに済んだ事で、2巡目を楽に戦えた」
この勝利で、チームは6月13日以降の成績を21勝10敗とし、4月29日以来初めて借金5(46勝51敗)まで戻した。
