ローリー、捕手の本塁打記録更新する豪快2発

アスレチックスに11得点で大勝

August 25th, 2025

マリナーズ11-4アスレチックス】シアトル/T-モバイルパーク、8月24日(日本時間25日)

カル・ローリーが再び歴史を更新した。アスレチックスとのシリーズ最終戦で「ビッグ・ダンパー」が今季48&49号をマーク。捕手として75%以上の試合に出場した選手によるシーズン最多本塁打記録(2021年のサルバドール・ペレスの48本)を更新した。

1本目は初回。アスレチックスの先発左腕ロペスの91.7マイル(約147キロ)の真ん中高めの速球を見逃さず、飛距離448フィート(約136メートル)の今季最大の一発で先制点をもたらした。続く二回には、初球のチェンジアップを捉え、飛距離412フィート(約125.6メートル)の2ラン本塁打。親友でもある先発のローガン・ギルバートを援護した。

二回終了後には「MVP」コールが響き渡り、ローリーはヘルメットを掲げ、ファンの声援に応えた。

「正直、状況をよくわかっていなかったけど、チームメイトに押し出される感じだったんだ。『出ていって変な感じになりたくないなぁ』って思ったけど、観客が総立ちになっているのを見られて良かったし、特別な瞬間だったね」

シアトルのファンから熱い応援を受けるローリーは、記録更新の喜びを語りつつも、同時にこの状況の難しさも口にした。

「勝利のためにチームを助けることが一番大事だけど、それだけに集中するのが難しい。もちろん、こういった記録を達成できるのはうれしいし素晴らしいことだ。でも同時に、チームメイトや、ピッチャー、チームとしての目標に改めて集中しないといけない」

この2本は、捕手として出場した試合での39&40本目で、残りの9本は指名打者として記録。ペレスが48本の記録を樹立したときは、捕手として33本、指名打者として15本という内訳だった。捕手として出場した試合のみで数えれば、2003年にブレーブスのハビー・ロペスが記録した42本が最多で、ローリーのほかに3選手がシーズン40本を達成している。

次に狙う記録は、ミッキー・マントルが1961年に記録したスイッチヒッターとしてのシーズン最多54本塁打。また、スイッチヒッターのマルチ本塁打記録は11試合で、ローリーはこの日の2本で9試合とした。

この活躍には、若きマリナーズファンもご満悦だ。

前半戦と後半戦で出来栄えがくっきりと分かれているローリー。前半戦は、2001年のバリー・ボンズ(39本)に次ぐ歴代2位の38本塁打を記録するなど、目覚ましい活躍を見せたが、そこからはやや失速。この日の試合前は打率.202、OPS.709となっていた(前半戦は打率.259、OPS1.011)。特に後半戦は左投手に苦戦しており、打率.143、OPS.443となっている。ア・リーグのワイルドカード出場争いでは、ロイヤルズが3ゲーム差まで迫ってきており、主砲の復調は大きな鍵を握りそうだ。

「自分のことだけに集中したくないし、プレッシャーを与えすぎないように、変に記録を追いかけすぎないようにしたい。多分そうやって、余計なことを考えすぎないようにすることが一番大事だ」