【マリナーズ6-0パイレーツ】シアトル/T-モバイル・パーク、7月4日(日本時間5日)
『史上最強の捕手』としての道を歩むカル・ローリー。その道のりを確実に進める活躍を本拠地で披露した。
一回に先制点となる34号ソロを放つと、六回には左中間へ飛距離381フィート(約116メートル)の35号ソロを記録。これで、昨季記録したキャリアハイの34本を早くも更新し、さらに1998年のケン・グリフィーJr.が持つマリナーズの前半戦最多本塁打記録に並んだ。
1本目は、カウント3-1から速球を完璧に捉え、飛距離132メートル、打球速度は自己最速の185キロを記録。左翼スタンドの上段3列目まで運び、バットフリップを見せたあとに悠然とダイヤモンドを一周した。
「良い流れで試合を始めることができた。独立記念日(7月4日)を祝う花火になったね。ゾーンへのボールを待っていて甘く入ったボールは見逃さないようにしている。良いピッチャーだから、ああいう球をモノにしていかないといけない」と1本目を振り返った。
2本目は、カウント1-0から内角低めの速球を、やや詰まりながらも左中間のホームブルペンまで届けた。両打ちのローリーはここまで右打席から計14本塁打を記録しているが、これは、チーム内のどの右打者よりも多い数字で、また昨年記録した右打席からの最多本塁打数を早くも更新した。
「(記録は)正直意識していない。チームの勝利に貢献することが一番大事で、その結果シーズンが終わった時に何か記録が達成できているかもしれない。それだけだよ」
これで今季の本塁打数は35本となり、2位のアーロン・ジャッジ(32本)を引き離し、リーグ単独トップとなっている。なおこれが今季7度目の1試合2本塁打で、2022年にジャッジが記録したア・リーグ記録(62本)を上回る、年間64本ペースを維持している。
MLB.comが先日発表したMVPレースの3度目の中間投票でも、ジャッジとデッドヒートを繰り広げており、その勢いは止まらない。
オールスターのホームランダービー(7月14日・アトランタ)への出場も決定しているローリー。3日前に父親の投球でホームラン競争に向けた練習を行ったが、その時の疲労もあり、9打数0安打5三振と少し調子を崩していた。しかし、それも束の間。水曜日の試合を休んだこともあってか、本塁打競争の前哨戦のような爆発を見せた。
