42歳バーランダー好投もホワイトソックスに負け越し

No.20有望株のセイモアがメジャーデビュー

June 29th, 2025

ホワイトソックス5-2ジャイアンツ】シカゴ/レートフィールド、6月29日(日本時間6月30日)

得点力不足でホワイトソックスに敗れたチームにとって、唯一の光はジャイアンツ有望株ランキングで20位につける右腕カーソン・セイモアだった。

少年時代、父ブライアンとともに毎年アメリカを巡り、新しい球場を訪れていたというセイモア。その中で最も記憶に残っているのが、2009年7月23日、当時10歳で観戦したマーク・バーリーの完全試合だという。そして16年後のこの日、彼はメジャーリーガーとして同じレートフィールドのマウンドに立った。

試合は先発のジャスティン・バーランダーは6回1失点と好投し、今季初勝利が目前だったが、七回にリリーフ陣が4失点し逆転を許した。八回には1死満塁のチャンスを作るも、H・ラモスが併殺打に倒れ、再逆転はならなかった。

だが、八回から登板したセイモアは、156キロの速球を武器に2安打を許しながらも無失点に抑える好投。家族の前でデビュー戦を堂々と飾った。

「気持ちよかった。久しぶりのリリーフ登板だったけど、普通に感じたよ。球場が大きくて、テレビ中継があるってだけで、ただの試合だと思って、あまり考えすぎないようにした」と、登板後に語った。

しかし、それ以外の収穫が少ないジャイアンツ(45勝39敗)。ここ14試合で10敗と不振が続き、マーリンズやホワイトソックスのような下位チーム相手に勝ち越すことができていない。

「今は全員が重苦しさを感じているし、自分のプレーに満足していないと思う。だからこそ、気持ちを入れ替えて明日はもっとアグレッシブに臨まなきゃいけない」とヤストレムスキーは語る。

この日の敗戦が特にこたえたのは、今季13試合目で未勝利のバーランダーだろう。これまで未勝利が最も長く続いたのは7試合で、自己ワーストを更新中だ。「先発投手としては自分の仕事をして、勝利の可能性をチームに与えることしかできない」と42歳のベテランは淡々と語った。

バーランダーは勝利に値する投球を何度も見せているが、登板12試合以上の投手の中で、リーグワースト2位タイの援護点24と運に見放されている。

「彼は十分に勝利に値する投球をしているのに、自分たちが打てていない。正直、申し訳なく感じている。今日は誰もが責任を感じるべきだと思う。打席でチャンスを活かせなかった。それが結果に表れた。それぞれが鏡を見て“この先どんなチームになりたいか”を自分に問いかけないといけない」とヤストレムスキーは続けた。

ジャイアンツは二回にベイリーのタイムリー二塁打で同点とし、五回にはアダメスの押し出しで一時勝ち越したが、勝負どころで得点を奪えなかった。この日の得点圏での成績は11打数2安打、直近14試合では通算104打数中17安打、打率.163と深刻な状況が続いている。

明日からは同地区のダイヤモンドバックスとの3、4位直接対決。3.5ゲーム差をしっかりと守り、ポストシーズンへの道をつなぎたい。