【ジャイアンツ3-1フィリーズ】サンフランシスコ/オラクル・パーク、7月7日(日本時間8日)
マット・チャップマン(三塁手)の復帰から2日後、ジャイアンツにもう1人の主力内野手が戻ってきた。
左手首の炎症で10試合を欠場していたケーシー・シュミットが負傷者リストから復帰し、対応措置としてタイラー・フィッツジェラルドが3Aサクラメントへ降格となった。シュミットは復帰初戦から結果を残し、フィリーズとのシリーズ初戦で決勝打を放った。
1-1の同点で迎えた八回。ウィリー・アダメス(遊撃手)とウィルマー・フローレス(一塁手)が連続死球で出塁すると、続くチャップマンが安打で無死満塁。そこで打席に入ったシュミットが内野ゴロを放ち、併殺崩れの間に勝ち越しに成功した。
この回さらにフィルダースチョイスで1点を追加し、ジャイアンツ(50勝42敗)は直近6試合で5勝目を挙げた。
チャップマン不在時に三塁で出場していたシュミットは15試合で打率.353、4本塁打、12打点と絶好調だったが、6月25日に左手首に死球を受けて離脱した。球団は数日での復帰を見込んでいたが、6月末のホワイトソックスとのシリーズでは2度も試合直前で出場を取り消し、最終的に先週、負傷者リスト入りに踏み切った。
手首の炎症が治った後、シュミットは土曜日に3Aでリハビリ出場を開始。2試合で5打数1安打、3四球を記録し、今後主戦場となる二塁を務めた。
チャップマンが戻ったことで、シュミットは本職ではない二塁をプレーすることとなるが、球団は問題なくプレーできると見ている。この試合でも二塁手として先発出場し、メジャー通算ではこのポジションで41試合目となった。
「彼はこれまでも二塁を守ってきたし、リハビリ試合でもそこを守った。新しいポジションに慣れるには多少時間が必要だが、彼には経験がある。ブレット・ワイズリーも良いプレーをしているが、基本的にはケイシーを中心に据えていく。一塁を任せた時もそうだが、捕って投げられれば、何とかなる。すぐに慣れると思うよ」とボブ・メルビン監督は語った。
開幕戦で二塁手を務めたのはフィッツジェラルドだった。しかし、左肋骨の骨折から5月16日に復帰して以降、32試合で打率.186、OPS.472と低迷し、3Aへ降格となった。打撃を立て直す機会を与える意図での降格だったが、そのわずか1週間後にシュミットとクリスチャン・コスの負傷により再び昇格を余儀なくされた。
だが、復帰したシュミットが二塁に定着する見込みとなったことで、フィッツジェラルドにはマイナーで出場機会を増やし、打撃を立て直す機会が与えられた。
「本来、彼を降格させたときは打席数を与えて調子を上げてほしかったが、ケガの影響でそうはいかなかった。もう一度バッターボックスでリラックスできる状態に戻ってほしい。フィッツィーには魅力が多くある。今回がリセットの機会になればいいし、少しプレッシャーを取り除いて、スイングを磨いてくれれば、また去年のように戻ってこれるよ」と監督は語った。
先週のダイヤモンドバックスとのシリーズでは背中の張りを訴えていたが、週末には状態が回復したという。それもあってか、3Aサクラメントで日曜には4月17日以来の本塁打を記録した。
昨年、ルーキーながら96試合で15本塁打を放ったフィッツジェラルドは安堵とともに語った。
「もう一生打てないかと思ったよ。シーズン最初のヒットみたいなもので、時間がかかると意識しすぎて余計に打てなくなる。久しぶりだったけど、ようやく打ててホッとしているよ」
