【韓国4−5チャイニーズ・タイペイ】日本/東京ドーム、3月8日
東京ドームの歴史に深く刻まれるであろう、屈指の名勝負となった。これまでワールドベースボールクラシック(WBC)で一度も韓国に勝利したことがなかったチャイニーズ・タイペイは、準々決勝進出へのわずかな望みをつなぐために勝利が不可欠だった。一方、韓国は勝利すれば、夜の試合でオーストラリアが日本に敗れた場合、9日のオーストラリア戦が準々決勝進出を懸けた直接対決になるはずだった。
8日正午、4万人を超える観客が詰めかけた東京ドームは、台湾からのファンで埋め尽くされた。ダグアウトの上ではチアリーダーが舞い、ブラスバンドの演奏が鳴り響いた。詰めかけたファンは、本塁打が飛び交う重量級の熱戦に酔いしれた。
両チームが本塁打を打ち合う展開となったが、決着をつけたのは、わずか2フィート(約0.6メートル)ほど転がった犠打だった。延長10回の激闘の末、チャイニーズ・タイペイが5−4で韓国に勝利した。
延長10回表、ジャン・クンユウ(25)が一塁線へ決めたバントで、チェン・ジェシェン(32)を三塁から生還させた。その裏、チャイニーズ・タイペイは韓国を抑えたが、その前に同点を阻止する本塁でのアウトがあった。一塁のウー・ネンティン(32)がゴロを処理して本塁のジャン・シャオホン(28)へ送球し、同点を狙って突入したキム・ジュウォン(23)をアウトにした。リプレイ検証が行われたが、判定は覆らずアウトのままとなった。
リュ・ヒョンジン(38)は、2008年の北京五輪で金メダルを獲得し、2009年のWBC準優勝に貢献して以来、初めて代表チームでの登板を果たした。38歳のベテランは、一回にジャン・ユー(30)にソロ本塁打を浴びた1球を除けば、3イニングを投げて安定した内容だった。
五回、韓国はシェイ・ウィットコム(27、アストロズ)の併殺打の間に1点を奪い、同点に追いついた。ここから試合は激動の展開となった。
六回、レッドソックス チェン・ツンチェ(24)が左中間へソロ本塁打を放ち、チャイニーズ・タイペイが勝ち越した。しかしその裏、2024年に韓国プロ野球(KBO)史上最年少で「30本塁打・30盗塁」を達成したキム・ドヨン(22)が、打席を離れる際にバットを空高く放り投げる豪快な2ラン本塁打を放ち、3−3の同点に引き戻した。
7日にチェコを倒す満塁本塁打を放ったスチュアート・フェアチャイルド(29)が、八回に2ランを放ち、チャイニーズ・タイペイに勝ち越しをもたらした。その裏、再び打席に立ったキム・ドヨン(22)が反撃。右中間を破る二塁打を放ち、キム・ヘソン(27)が生還して再び同点に追いついた。
4−4の同点で、試合は延長戦に突入した。両チームは2017年大会でも延長戦を戦っており、その時はヤン・ウィジ(38)の犠牲フライと、キム・テギュン(43)の2ラン本塁打により、韓国が11−8で勝利していた。
