ホワイトソックスは2026年のメジャーで、予想外に躍進しているチームの一つだ。
9度のサヨナラ勝ちに加え、トミー・ジョン手術からリハビリ中のマイク・バシル投手(26)がベンチで「魔法の杖」を振ってチームを盛り上げる姿、レート・フィールドで販売される寿司ポップ、さらに熱烈なホワイトソックスファンとして知られるローマ教皇レオ14世にちなんだ帽子の配布イベントなど、グラウンド内外で明るい話題が続いている。
そして8日(日本時間9日)時点で残り47試合。予想外の健闘という段階を越え、今や本格的なポストシーズン争いに加わっている。
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クリス・ゲッツGM(42)は、2021年以来となるア・リーグ中地区優勝を目指す状況の重要性を理解している。7日(同8日)の試合前に報道陣へ対応し、シーズン終盤にチームを取り巻く環境が変わったことを認める一方、若い選手たちにはこれまで通りの姿勢を求めた。
「選手も球団も、ここまで来られた理由を忘れてはいけない。純粋に野球を楽しみ、『グラウンドに出てプレーしよう』という雰囲気があった。そこから急に順位表や他球団の結果を気にし始めると、集中を乱す要因になる。
ここまで来られた理由を思い出させることが、私やウィル・ベナブル監督(43)、コーチ陣、そしてクラブハウスにいる選手たちの役割だ。8月、9月に重要な試合を戦うという意味でも大切になる。このクラブハウスの多くの選手にとって、こうした状況は初めての経験だ。過去を振り返ったり、先のことを考えすぎたりせず、目の前に集中してほしい」
その一環として、若手投手が1シーズンの自己最多投球回に近づき、球団は登板量を管理していく。7日に先発したノア・シュルツ投手(23)も対象となる。6日(同7日)のレッドソックス戦で延長十13回の末に11―12で敗れた試合では、グラント・テイラー投手(24)が40球を投げた。テイラーはホワイトソックス救援陣の重要な戦力となっている。
デービッド・サンドリン投手(25)は7日にチームへ合流し、必要に応じて登板できる態勢を整えた。3Aシャーロットにはジョナサン・キャノン投手(26)、球団有望株ランキング2位のヘイゲン・スミス投手(22)、同4位のタナー・マクドゥーガル投手(23)も控えており、近いうちにメジャーで力になる可能性がある。
「必要になれば調整できる余地はある。ルイス・カスティーヨ(33)のような投手を新たに獲得した理由の一つも、若い先発投手たちの投球回を考慮したためだ」とゲッツGMは説明した。
「シーズンを通して投球回をやりくりするには、多くの投手が必要になる。9月に先発陣やブルペンがどうなっているかは、まだ分からない。ただ、3Aから投手を昇格させ、さまざまな方法でやりくりする必要があることだけは確かだ」
トレード期限のわずか数時間前に獲得したジョーイ・バート捕手(29)は、左手の第5中手骨骨折で少なくとも1カ月離脱する。 左足首の捻挫で離脱しているカイル・ティール捕手(24)も含め、球団は両選手がシーズン終了までに復帰できると期待している。
エドガー・ケロ捕手(23)は7日(同8日)にホワイトソックスへ再合流し、シュルツとバッテリーを組んだ。 ゲッツGMによると、捕手の起用は今季を通して続いてきたように、今後も状況に応じて変わっていく。
ゲッツGMは年間最優秀編成責任者の候補にも挙がっている。3年連続で100敗以上を喫していた当時は、球団運営の手腕を疑問視する声もあった。それだけに個人賞を意識するより、現在の成功によって自信を深め、球団の取り組みが正しい方向へ進んでいることを重視している。
「クラブハウスにさらに力を加えられる機会を常に探しているし、これからも続けていく。これまでの判断や、その判断に至る過程を振り返ると、多くの良い結果につながっていると感じている。すべてが完璧だったわけではないし、完璧を目指しているわけでもない。リスクを取る覚悟もある。
何より、このチームは毎日グラウンドに出て勝ち続けている。そしてようやく、客観的に見てもさらに勝てる位置まで来た。チーム全体の底上げを続け、さらに上を目指す。そのために、戦力を加えられる機会をこれからも探していく」
今週末の目標はガーディアンズに勝つこと。それに加え、8日(同9日)の試合前には、オジー・ギーエン氏(62)の背番号13を永久欠番とするセレモニーも控えている。
「一試合ずつ戦うだけだ」とゲッツGMは強調した。
「決まり文句のように聞こえるかもしれないが、このチームにとっては本当にそうだ。まずは今夜の試合に勝つ。負けたとしても、気持ちを切り替えて翌日にまた勝ちにいく。そして、できればカードを勝ち越す。それだけだ」
