【ブルワーズ5-4パイレーツ】ピッツバーグ/PNCパーク 9月16日(日本時間17日)
前夜、ナ・リーグ中地区の優勝を決めたブルワーズ。その翌日、ロッカールームに祝勝会の余韻はなかった。
いつも通り、仕事へ。
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「まだやるべきことがある」
パット・マーフィー監督の言葉通り、ブルワーズはパイレーツを下し、今季95勝目を挙げた。先発ローガン・ヘンダーソンは5回3失点。メジャー初登板から22試合連続で3失点以下を守った。
打線は七回、クリスチャン・イエリッチが2点タイムリーを放って勝ち越し。最後はアブナー・ウリベ、トレバー・メギルがリードを守り切った。
95勝57敗。
残り10試合で、あと3勝すれば球団記録となる98勝に到達する。さらに残りを5割以上で終えれば、2016年のカブス以来となるナ・リーグ中地区100勝チームとなる。
「シーズンはあと2週間。まだ戦いは続いている。最後まで必死に戦っている。これからもそうなると思う」とメギルも気を引き締める。
地区優勝は決まったが、チームにはまだやることがある。
投手陣
最大のテーマは、ポストシーズンに向けた投手陣の整備だ。休ませるだけではなく、10月に入った瞬間からベストの状態で投げられるようにする。
15日のパイレーツ戦ではジェイコブ・ミジオロウスキーを5回82球で交代。ヘンダーソンが5回87球でマウンドを降りた。一方、先発ローテーションには不安材料もある。パイレーツとのシリーズ最終戦はカイル・ハリソンが先発予定。直近3試合では7回1/3で17自責点と苦しんでいる。
「この形が一番いいと判断した。もし立ち上がりで苦しんでも、後ろにはカバーできる投手がいる」とマーフィー監督はハリソンを支える準備ができていると話した。
ブルペンではDL・ホールの重要な場面での起用を増やす方針だ。ジョジョ・ロメロ、アントニオ・センザテラにも終盤の競った場面を経験させている。
パイレーツとの第2戦にはシェーン・ドローンも登板。七回のピンチでパイレーツの中軸を相手にし、ゴロ2つで切り抜けた。
「どこで僕の腕が必要とされても投げる。準備はできている」とドロアンも頼もしい言葉を残した。
打線
ブルワーズは本塁打を量産するチームではない。マーフィー監督も「本塁打をたくさん打つ必要はない」と考えている。
この日も、ブルワーズらしい攻撃だった。
二回は2死から4連打で2点。七回には四球、安打、四球、野手選択でチャンスを広げ、最後はイエリッチが2ストライクから逆方向へタイムリーを放った。
「もっと頑張って打とうとする必要はない。自分たちが勝つために何が必要なのか、それを続ければいい。退屈に感じることもある。でも、繰り返し続けることで選手たちを鋭い状態に保てる」と指揮官は説明する。
守備
シーズン終盤だけに、守備陣にも疲労が見える。ジェイク・バウアーズは下半身の負傷を抱えながらプレー。ブライス・トゥランも左膝の腱炎を抱えている。さらに捕手ウィリアム・コントレラスは、球団史上初めて3年連続で捕手として1,000イニング以上に出場している。
休ませたい選手はいる。
それでもトゥラングは、「僕はプレーするのが好きだから」と答えた。
地区優勝を決めても、ブルワーズは止まらない。
「自分たちのやり方で、一つずつ積み重ねていく。いつも一般的な方法とは限らない。でも、これが僕たちのやり方なんだ」
マーフィー監督の言葉が、今のブルワーズを象徴している。
