球団タイ記録の13連勝!イェリッチ、特製バットで2HR

August 16th, 2025

レッズ8-10ブルワーズ】シンシナティ/グレートアメリカンボールパーク、8月15日(日本時間16日)

魔法のような快進撃を続けるブルワーズが、またしても歴史的勝利を飾った。二回に7点を追う厳しい展開から、四回には同点、六回には逆転に成功し、1987年に樹立した球団最長記録の13連勝に並んだ。

この日の主役は、長年チームを支える、ベテランのクリスチャン・イェリッチだった。

二回に同点弾となるソロを放つと、三回には反撃の適時二塁打。四回には同点の2点タイムリーを放った。サイクル安打に期待がかかった六回、8-8の同点で逆転の25号ソロを放ち、4安打5打点の大暴れとなった。

この快挙に使われたのは、昨年、振ることができなかったバットだった。

去年の「プレーヤーズ・ウィークエンド」初日、腰の手術を受けたばかりのイェリッチは、その日のために作られた特製バットを振る機会がなく、バットを手に記念撮影をしただけだった。

それには(殿堂入りの名アナウンサーで今年1月に死去した)ボブ・ユーカーと名物フレーズ『上がった!出た!消えた!』が刻まれていた。

それから1年、イェリッチは温めてきた故ユーカー氏を追悼するバットを手に打席へ立ち、ユーカー氏への想いを白球に乗せた。

序盤に乱調したジェイコブ・ミジオロウスキーを救った救援陣の踏ん張りも光り、球団史上13度目となる7点差以上からの逆転勝利を達成。エリアス社によれば、連勝を「13」に延ばす大逆転としてはMLB史上最大となった。

ユーカー氏と縁深いこの1本は、イェリッチにとっても特別な意味を持つ。「もちろん、彼の存在を強く感じている」と語る。胸に宿した“ユーカーマジック”が、ブルワーズを球団史に残る勝利へと導いた。

「去年はプレーヤーズ・ウィークエンドで打席にすら立てたなかった。たった1年で、こんなにも状況が変わるなんて、自分でもびっくりだ」